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インフルエンザのお話

第2回学校保健委員会

平成28年12月1日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童76名とPTA役員を含む保護者19名、本校職員13名が参加して行いました。はじめに、養護教諭より本校でよく見られる感染症についての報告があ りました。もっとも多い出席停止の感染症はインフルエンザです。インフルエンザの流行する時期は、グラフの通りです。今冬は、すでに4件発生しています。

第2回学校保健委員会       

次に、本校の学校医の田中明隆先生より、「インフルエンザのお話」を聞きました。毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。毎年流行するインフルエンザだけでなく、最近話題にあがる鳥インフルエンザ等、インフルエンザの種類についても、分かりやすく教えていただきました。

   

田中先生のお話「インフルエンザのお話」<インフルエンザのことを知って、対策を立てよう>

  • 毎年インフルエンザは、小学校での流行から広がる。
    インフルエンザウィルスの好きなものは、寒いところ、乾燥した空気、弱っている人。
    人の体の中で増えるため、人がたくさんいる場所でうつりやすい。特に、教室内は感染しやすい。
  • 第2回学校保健委員会<ウィルスと細菌の違い>
  • 病気を引き起こすもととなる病原性微生物はウィルスと細菌がある。
    ウィルスと細菌の違いは、大きさ・治療法・何回もかかるかどうかの3つ。
  • 細菌の大きさは、ウィルスを人に例えると、地球くらいの大きさになる。
    そのため、発見は細菌の方が早く、ウィルスが見つかったのは最近である。昔は、ウィルスの存在を知らなかったため、まちがって「インフルエンザ菌」と名付けられた細菌もある。今でも、インフルエンザを引き起こすインフルエンザウィルスと、別物の「インフルエンザ菌」が引き起こす病気がある。
  • ウィルスによる病気は、はしか・風しん・おたふくかぜ・日本脳炎・水痘など、一度かかればもうかからな いが、インフルエンザやかぜのウィルスは種類が多いため、何度もかかる。
  • 細菌には、抗生剤が効くが、ウィルスには効かない。

  • <インフルエンザの型や種類>
  • インフルエンザウィルスの型は、A、B、Cの3つあるが、流行するのは、Aと B。こわいのは、Aで脳症や肺炎を引き起こし、死ぬことがある。
  • これまで世界的に大流行したのは、1918年のスペインかぜ(H1N1型)、1957年のアジアかぜ(H2N2型)、1968年の香港かぜ(H3N2)で、多くの死者が出た。2003年の新型インフルエンザ(H1N109)は、かかったのは 90%が子どもだった。
  • 人がかかるインフルエンザは、H1・H2・H3と N1・N2の組み合わせで6種類。
  • 鳥インフルエンザは、これまでに2つの型が人に感染した。2003年 H5N1で、この型は鳥に症状が出たので、処分できた。2013年のH7N9は、鳥に症状が出にくいので、対処が困難。かかると致死率20%。現在人に感染が確認されているのは、ほとんどが中国で、その他は香港、台湾、カナダ、マレーシア。

  • <インフルエンザワクチンは、打った方がいいの?>
  • インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザにかかる。効果は、かかった時に軽症ですむ可能性が高いこと。予防接種を打ち続けると、かかりにくくなると思う。今は、インフルエンザによる死亡率は、 集団接種をしていた時代より高い。ワクチンの副作用(毎年10人くらい死亡)とインフルエンザ脳症(2000人弱死亡)はどちらの危険性も考えて、選択してほしい。

  • <インフルエンザにかからないためには>
  • インフルエンザにかからないためには、免疫力をアップして、病気にかかりにくい体にしておくこと。そのためには、いい食事が大切。ファーストフードや、インスタント食品ではなく、野菜や大豆、海草、魚、肉などビタミンやタンパク質をしっかり摂りたい。しかし、食べ過ぎはよくないので、腹八分がいい。これは、ノロウィルスの胃腸かぜにも同様で、食べ過ぎると胃の中にある胃酸で菌を消せなくなってしまう。
  • インフルエンザウィルスは、アルコール消毒が効くが、ノロウィルスには十分ではない。吐物には、次亜塩素のハイターなどで消毒する。
  • 体が健康だと病気にかかりにくい。健康かどうかは、「毎朝、いい便がしっかり出るか」で分かる。
  • 毎日病気の人の診察をしているが、インフルエンザにかかったことがない。マスクは着けていないが、1人の診察ごとに手をしっかり洗っている。指先や、指の間なども念入りに。マスクは、自分がかかっている時はうつさないために、必ずした方がいい。口の中には、いちばん菌がいるので、うがいもした方がいい。

 

<児童の感想より>
  • 鳥インフルエンザは免疫がないから、日本国民全員にうつるかも知れないので、早く免疫がつくられるといいなと思いました。インフルエンザは小学生から、世の中に広がると知ったので、周りの人のためにも、かぜ気味だと思ったらマスクをしたいと思いました。
  • ワクチンを打っているけど、あまり発症率は変わらないと聞いたので、魚・肉・海草・きのこ・大豆など、体にいい栄養をとって予防したいです。
  • 田中先生のお話を聞いて、「鳥インフルエンザ」がこわいと思いまし た。その理由は、H7N9 というウィルスに人間がかかると20パーセントが死んでしまうし、鳥に症状が現われないからです。
  • 私は、毎年予防接種を打つのにインフルエンザにかかってしまいます。「なぜ?」と疑問に思っていましたが、お話を聞いて、予防接種の効果がわかりました。絶対にかからないわけではないけど、軽くすませることができます。だから、予防接種はとても大切だと思いました。
参加した保護者の感想より
  • インフルエンザに対して軽く考えていたことを反省しました。まずは、かからない体づ くりを心がけたいと思います。
  • インフルエンザにかからない体、かかりにく体、家族のためにがんばって食事にも気を付けたいです。
  • 健康の基準がとてもよく分かりました。食事はバランスよく、しっかり腹八分を心がけます。

 

2017-02-13 12:34:00

正しい呼吸が健康な体をつくる

第2回学校保健委員会

平成27年12月3日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童76名と PTA役員を含む保護者16名、本校職員13名が参加して行いました。
第2回学校保健委員会 はじめに、「5・6年生の睡眠調査の結果」を保健委員会児童が報告しました。5年生よりも6年生の方が寝る時間が遅く、起きる時間が早いことが分かりました。また、目ざめのよさを調べた結果からは、目ざめのよいときの平均睡眠時間は8時間37分、目ざめの悪いときの平均睡眠時間は8時間2分と30分ほど違うことが分かりました。次に、本校の学校医の田中明隆先生より、お話を聞きました。
毎年、6年生向けに健康に関するお話しをしていただいています。今回は少し難しい内容で「呼吸と自律神経の関係」についての話でしたが、6年生に理解できるように、分かりやすく教えていただきました。

 

田中先生のお話「正しい呼吸が健康な体をつくる」より

  • <生きるための呼吸>
  • だれもが、あまり意識することなく1分に20回、1日3万回くらい呼吸をしている。  
  • 呼吸の役割は、息を吸って体内に酸素を取り入れること。息を吐いて全身で使われてできた二酸化炭素を体の外に出すこと。呼吸が数分~15分でも止まると死んでしまう。  
  • 正しい呼吸が健康な体をつくる自律神経は、呼吸をコントロールしている。意識しなくても自然に体の機能を調整している。
    (心臓の拍動や呼吸、汗などの体温調節など、しないと生きていけない重要な働きをしている)  
  • 自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は体を活動的にさせる(自動車のアクセル)、副交感神経は体を休養させる(自動車のブレーキ)働きをする。その2つのバランスが大切。  
  • 交感神経と副交感神経の働きがバランスよいと病気になりにくい。交感神経が高い状態は病気になりやすい。そのために、副交感神経を高めることができるようにしたい。  

  • <心とつながる呼吸>
  • 腹式呼吸・・・ゆっくりと鼻で吐く。吸うときに下腹がふくらむように意識する。
    本番前などに、この方法で副交感神経を高め、リラックスすると本番で力が発揮できる。
    (他にも、笑う、歌う、しっかり睡眠をとると副交感神経が高まる。)
  • 鼻でゆっくりと息を吐くと、セロトニン(幸せ・健康ホルモン)が増える。セロトニンはやる気・集中力が出るホルモンで、セロトニンが少なくなると、うつ病になりやすい。
  • セロトニンは、メラトニン(睡眠に関わるホルモン)をつくる。大人になると、メラトニンが少なくなり、眠れなくなる。子どもは夜にブルーライト(スマホやテレビ等に使われている)を浴びるとメラトニンが上がらなくなってしまう。よい睡眠のために、寝る前にはスマホやテレビを見ないで、なるべく暗くして寝るとよい。

 

参加された保護者の方の感想より
  • ゆっくり鼻で息を吐くことで健康になれることが分かりました。笑うとセロトニンが出ることを知りました。
  • 日ごろから「ゆっくり鼻で息をはく」ことを気をつけて副交感神経を上げ、何かあったときは冷静に対処できるようにしたいです。
  • 子どもたちの睡眠の実態を知ることができ、よい睡眠のために必要なことが分かりました。すぐに実践できる内容でした。
  • 日常生活に取り入れやすく話をしていただけるので、とても参考になります。また来年も楽しみです。
  • よいお話を聞けて来てよかったです。呼吸でよい体、よい心の状態をつくれることが分かり、参考になりました。

 

2016-04-15 14:10:56

頭の良さと健康は腸内細菌で決まる!

第2回学校保健委員会

平成26年12月4日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童と保護者,本校職員が参加し、本校の学校医の田中明隆先生よりお話を聞きました。テーマは「頭の良さと健康は腸内細菌で決まる!」です。毎年、6年生向けにいろいろな内容で、健康に関するお話しをしていただいています。今回は「腸内細菌」についての話でしたが、腸内細菌のバランスをよくすることで脳の働きや体の調子がよくなることをわかりやすく教えていただきました。


田中先生のお話「頭の良さと健康は腸内細菌で決まる!」より

  • 体内の腸内細菌の数は?
    約1,000兆個,重さは1.5㎏。そのほとんどが大腸の中にいる。
    種類は1,000種類以上。
     
  • 善玉菌と悪玉菌(善玉菌で有名なのは,ビフィズス菌や乳酸菌)
    健康な人の腸内細菌は、「善玉菌」20%、「悪玉菌」10%、それ以外に「日和見菌」が70%のバランスになっている。日和見菌は、よい働きも悪い働きもする腸内細菌で、善玉菌が優勢だとよい働きをするが、悪玉菌が優勢になると悪さをする。善玉菌が優勢のバランスにするとよい。
    腸内細菌のバランスがよいと
    善玉菌が優勢→腸の働きをよくする→よい便を作る→悪玉菌の働きを抑える→感染症,ガン等の病気や肥満になりにくい(*例:O157食中毒が集団発生した時に、多くの人に症状が出て、命を落とした人もいるが、3人に1人は無症状。これは、多くの免疫細胞が消化管(腸)にあるため、腸内環境がよい状態だった人が、体内に食中毒菌が入っても症状が出なかったと考えられる。)
    腸内細菌のバランスが悪いと
    悪玉菌が増える→大腸に有害物質が発生→便秘、下痢、肌荒れになりやすい→病気の原因にもなる
     
  • 腸内細菌のバランスを整える=いいうんちを出す
    いいうんちは、80%が水分で、残りの20%は腸内細菌、食べかす、はがれた腸粘膜。
    色は、黄色~おうど色、長さがあって切れがある。水に浮く。量が多い。
     
  • 「いいうんちを出す=規則正しい排便」の努力をしよう
    しっかり排便をするために、早く起きる。そのためには、早寝をする。
    朝起きたら、コップ1ぱいの水を飲み、胃腸を起す。朝食を食べると、胃腸が動き出して便意をもよおす。
     
  • 腸内細菌と脳って関係あるの?
    私たちが「幸せ」と感じる、やる気を出すのに関係深い物質「セロトニン」は、90%以上が腸で作られる。
    腸内細菌のバランスをよくして、腸の働きをよくしておくことは、脳の働きをよくしたり、やる気を出して学習したりすることにつながる。みんなのやる気が出て、幸せに過ごすことができる。逆に、セロトニンが不足すると、気分の落ち込みや、うつ病になりやすい。
     
  • 腸内細菌を元気にする(=便秘予防)3つのポイント

 

参加された保護者の方の感想より
  • ヨーグルト等の善玉菌を効率よく増やす方法として、より多くの生菌を腸に届かせるには、胃酸の影響も考え食後に摂った方がよいことや、発酵食品(特に塩分の少ない納豆)や野菜も一緒に摂った方がよいこと等、生活に結びつくお話が聞けました。何より、笑うことが大切だということが印象的でした。
  • 腸内の環境を良くすることの大切さがよく分かりました。
  • 子供の便秘で病院に行って相談するのは大げさだと思っていたので、話を聞けてよかったです。
  • 好き嫌いが多いので、ヨーグルト等積極的に食べさせていませんでしたが、腸内環境を整えることが大切ということが分かり、これからはもっと食生活を考えなくてはと思いました。よいきっかけになりました。
  • 昨年も参加し、大変為になりました。早寝早起きの生活習慣、笑顔で過ごせる家庭を家族で築きたいです。
<児童の感想より>
  • 小腸と大腸には腸内細菌が1,000兆個もあることや、善玉菌を増やすと免疫力が高くなることを知りました。脳と腸は関係があるので、笑うと腸内細菌のバランスがよくなるということにおどろきました。
  • 善玉菌がたくさんいることで、食中毒になりにくくなることにおどろきました。増えるような生活を心がけたいです。
  • 腸内細菌のことを知ることができました。バランスを考えて生活すれば大丈夫だと知りました。家で教えて、家族といっしょに病気になりにくい体づくりをしていきたいです。

 

2014-12-25 12:57:39

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病気にならない方法

第2回学校保健委員会

12月4日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童79名とPTA役員を含む保護者38名、本校職員13名が参加して行いました。
本校の学校医の田中明隆先生より、お話を聞きました。テーマは「病気にならない方法」です。田中先生はご自分で病気にならない方法を実践し、30年間病気でお仕事をお休みしたことがないそうです。毎年6年生向けにいろいろな内容で、健康に関するお話をしていただいています。今回は少し難しい内容で「自律神経」についての話でしたが、6年生に理解できるように、わかりやすく教えていただきました。


田中先生のお話「病気にならない方法」より

  • 自律神経は、意識しなくても自然に体の機能を調整している。 (心臓の拍動や呼吸、汗などの体温調節など)
  • 交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は体を活動的にさせる(自動車のアクセル)、副交感神経は体を休養させる(自動車のブレーキ)働きをする。その2つのバランスが大切。
  • 交感神経と副交感神経の働きがバランスよいと病気になりにくい。
    そのために、自分で副交感神経を高めることができるようにしたい。その方法を意識してやっておくとよい。

<副交感神経の働きをアップする(高める)方法>

・呼吸
ゆっくり吐くことを意識する(「3秒吸って、6秒で吐く」というように、少しずつ吐く時間を長くしていく。)本番前などに、この方法で副交感神経を高め、リラックスすると本番で力が発揮できる。

・正しい姿勢
背筋を伸ばすと、よい呼吸がしやすい。

・朝をゆっくり過ごす
朝起きた時が最も副交感神経が高い。一番集中力があるので、学習の効率がよい。ゆったりとした気分で過ごすと、胃腸が動き、排便を促す。

・笑う
副交感神経を高め、免疫力をアップさせる。苦しい時(緊張状態)で、笑うことが難しい場合は、口角を上げて「にこっ」とするだけでも、副交感神経が高まる。

 

参加者の感想より

2014-09-11 12:49:43

生命のお話

第2回学校保健委員会

11月24日(木)門弟山小体育館にて第2回学校保健委員会を開きました。毎年、学校医であるyouクリニック院長田中先生をお迎えし、6年生の子どもたちに健康についてのお話をしていただいています。
今回は「生命のお話」をしていただきました。児童は、メモを取りながら一生懸命に聴くことができました。お話の一端をまとめましたので、ご家族でお読みになって、参考にしていただきたいと思います。


田中先生のお話

1.命は大切

  • 人は生まれた時から死に向かっている、命は限りあるものだから大切。
  • この世の中で、いちばん悲しくてつらいことは、肉親の死、特に年下の肉親の死はなかなか乗り越えられない。ほかのつらいこと、勉強のことや失恋のことだったら、やり直しがきくけど、死んでしまったら、どうしようもない。
公演会

2.死の判定

①心臓が止まる ②呼吸が止まる ③脳死の3つで、死の判定をする。
脳死だけの状態なら、他の人へ臓器を移植することができる。
近年、臓器移植が可能となり「脳死」の定義が問題になっている。

3.命のはじまり

150億年前に「宇宙」ができ、46億年前に地球ができた。
その時地球上には、酸素・炭素・チッ素・水素しか存在していなかったが、これらが雷や紫外線によってくっついたり、離れたりを繰り返しているうちに、偶然1つの細胞(細菌)が生まれた。
この細胞がコピーを繰り返す中で、突然変異(コピーミス)が起こり、多細胞ができた。その突然変異が長年繰り返され、生物が進化して人間が誕生した。

細胞

4.人間の細胞の数はどのくらい?

受精卵は1個の細胞からはじまり、生まれた時は3兆個、そして大人になると60兆個になる。赤ちゃんや子どもは細胞がさかんに増えている。

5.放射能がこわいと問題になっているのは、なぜ?

1つ1つの細胞の中には、遺伝子がある。その遺伝子がなんらかの原因で傷つき、その傷が大きいとガンなどの病気になる。だれでも普通に生活しても、遺伝子が傷つき、わずかのがん細胞も毎日できている。
でも、すべての人ががんにならないのは、免疫力があり、その傷を修復する(なおす)ことができる。しかし、免疫にも限界があるので、病気にかかってしまう。
放射能は、遺伝子を傷つけることがわかっている。そして、赤ちゃんや子どもはさかんに細胞が増える時なので、この時期に放射能を浴びて遺伝子に傷がつくと、傷ついた遺伝子をもつ細胞がものすごく増え、将来病気になりやすくなると考えられている。
だから、放射能汚染はこわいと言われ、なるべくそれを防ぐために問題となっている。

6.命を大切に生きるためにできること(死を宣告された人たちの話から)

①一日一日をていねいに生きる
②他への愛情といたわりをもつ
③自然を大切にする

7.思春期について

8才~18才くらいに、男は男性ホルモンのテストステロン、女は女性ホルモンのエストロゲンが急増する。このホルモンの作用で、次のようなことが起こる。

どうしたらいいか

<思春期の特長>
※だれにでも起こること!!

  • イライラしやすい
  • 悩みが増える
  • (体の変化・にきびが増える)
  • 自意識過剰になる
  • (自分が人からどう見られているのかとても気になる)
  • 異性にひかれる
  • 親の言うことに反抗する傾向がある
親はこういう時期だということを見守りたい。イライラ

参加した6年児童の感想

  • 人間はたくさんの時間や年月をかけてできたことを知りました。
  • 最近ささいなことでイライラしてしまっていたので、その対処法が
    見つかったという感じでよかったです。
  • 自分が生きていることがすごいことだという気持ちを大切にして、1日1日を大切に生きたいです。
  • 命の大切さと死の悲しみがよくわかりました。また、どのように生活すればよいかもわかりました。
  • 命の長さは努力次第で変えられることがわかってよかったです。
  • 地球上で最初の細胞が細菌だということにおどろきました。
  • 命はやり直しがきかないものだから。大切にしないといけないと思いました。
  • 難しい言葉が多かったけど、わかりやすい説明で、頭に入って理解できました。

笑顔 参加された保護者の方からも
「毎年楽しみにしています」
「特に、思春期の話などためになりました」
という感想をいただきました。
ありがとうございました。

2013-07-09 21:12:59

食物の消化と吸収のしくみ

12月2日(木)門弟山小学校体育館にて第2回学校保健安全委員会を開きました。例年2回目は、学校医の田中先生をお迎えし、6年生の児童と参加いただける保護者の方や職員に健康についてのお話をしていただいております。養護教諭の「健康安全のまとめ」報告に続き、校医の田中明隆先生には「食物の消化と吸収のしくみ」と題してご講演をいただきました。6年生の児童も講演を聴き、さかんにメモをとる姿が見られました。先生からは、最後に健康に過ごすための方法として「よくかむ」「腹八分目(成人は七分目)」「野菜を多く食べる」「いい排便」が秘訣と教えられました。お話の一端をまとめましたので、ご家族でお読みになって、参考にしていただけたらと思います。

学校医 田中先生のお話より

おぼえてほしい消化器官は7つ
公演会

  • 口から入った食べものは1本につながった消化管(食道→胃→小腸→大腸)を通って、肛門から出される。
  • 食べ物の栄養を体の中に吸収するために、血液中に取り込まれやすいような形に分解される。これを消化といい、消化するための酵素が入っている消化液がはたらく。
  • 肝臓で消化液である胆汁が作られ、胆のうにたくわえられます。膵臓ではたくさんの消化酵素が作られます。消化管にこの3つを加えた7つが消化器です。

胃は,食べたものをどろどろの状態にする

  • おかゆ状のものを食べると、胃の負担は少なくなる。
  • 胃液(胃酸)は強い酸性で、口から入ったウィルスや細菌をやっつけることができる。
    しかし、食べ過ぎたり、よくかまないで食べると胃酸が足らない状態になり、ウィルスや細菌をやっつける力が弱くなって病気にかかる。
  • インフルエンザや胃腸かぜが流行しても、胃を丈夫にしておくことで、予防になる。

小腸の壁は,広げるとテニスコートと同じくらいの広さ(面積)

  • 消化・吸収は,ほとんど小腸でおこなわれている。

大腸には,腸内細菌がいっぱい

  • 腸の中には100兆個以上の腸内細菌がいて、大腸にいちばん多くいる。
  • 腸内細菌には、善玉と悪玉があるが、善玉の腸内細菌は免疫力を高めて、病気にかかりにくくする。
  • 大腸は、食べ物の栄養として吸収されたものの残りの水分を吸収して、便にする。
  • 便の状態で、腸内細菌のバランスがわかる。便秘はとてもよくない状態で、いろいろな病気になりやすい。

肝臓の重さは約1㎏

  • 体の中でいちばん大きい臓器で,大切なはたらきをいろいろしている。
  • 栄養が吸収された血液は、すべて肝臓に運ばれてたくわえられたり、必要なものに作りかえられたりしている。
クリスマス

<<病気にかかりにくくするためにできること>>

1.よくかむ
⇒よくかむとガンの予防になることがわかってきた。胃の負担を少なくする。

2.腹八分目(成長期を過ぎた大人は腹七分目)
⇒空腹の状態をつくることが大切(成長ホルモンが出る、免疫力が上がる)。

3.野菜を多く食べる。
⇒野菜・果物にはビタミンや酵素が多く含まれる。ビタミンや酵素は病気にかかりにくくし、体の調子を整える。

4.いい排便
⇒毎朝、起きたらコップ1杯の水や牛乳を飲むと、朝食後に便が出やすくなる。
 便秘にならず、毎朝排便する習慣にすることが病気にかかりにくくする。

6年児童の感想より

  • 田中先生の話をきいておどろいたことが2つありました。
    1つ目は、胃の中の液は強い酸性だということです。2つ目は、よくかんで食べるとがん予防になることです。よくかむとがんを防ぐことができるなんて本当にすごいことなので、ぼくも病気にならないようによくかんで食べたいです。
  • 今回の講演会で勉強になったことが2つあります。1つ目は、体の臓器のことです。特に大事なのは小腸では、消化と吸収が行われます。また、肝臓も大事で、胆汁をいつも700ccぐらい出しています。胆汁が0にな人るとは死んでしまうことがわかりました。2つ目は、日常にできる病気の予防です。よくかんで、腹八分目、野菜を食べる、いい排便で病気にはなりにくいそうです。

参加された保護者の方の感想より

  • 田中先生のお話は、いつも聞きやすくて、子どもも大人も興味をもって聞けます。
  • 子どもが帰ってから、この講話の話で会話がはずみました。(中略)毎年、楽しみにしておりましたが、今年が最後だと思うととても残念に思います。ありがとうございました。
  • 知っているようで知らないことがわかり、とても勉強になりました。

おわりに
学校保健安全委員会は年2回開催しています。児童の保健や安全について、6年生児童にとって、お医者さまから体や心の健康について考えることができる大変貴重な機会になっています。これからも、多くの方にご参加いただきますようお願いします。

2013-07-09 20:27:11

食べることの大切さについて

12月4日(木)体育館にて第2回学校保健委員会を開きました。例年2回目の学校保健委員会は、学校医の田中先生をお迎えし、6年生の子どもたちに健康についてのお話をしていただいております。
今回も「健康野菜教室」と題して、健康は食事で決まるということを、大変わかりやすくお話していただきました。先生の好物であるトマトやピーマン、ネギ、レタス等の実物を使って、おいしい食べ方や、栄養について教えていただきました。子どもたちはメモをびっしりとりながら、先生の話をきいていて、健康について考えて食べることの大切さが理解できたのではないかと思います。実際、先生に教えていただいた食べ方で、苦手なトマトやピーマンを食べてみようという気持ちになった子もいたようです。
お話の一端をまとめましたので、ご家族でお読みになって、参考にしていただけたらと思います。

 

学校医 田中先生のお話より

「良い食事をとっていれば健康な体ができる」=健康は食事で決まる
体をつくっているもの(もと)は、食べ物です。1年で1000回以上、10年では1万回以上の食事をします。いいかげんに食事をとり続ける場合と、気をつけて(正しい知識で食品を選んで)食べ続ける場合では、体に大きな違いが出ることは確かです。プロのスポーツ選手等は、体が基本なので、本当に食べるものには気をつけて、こだわっています。特にイチロー選手のこだわりはすごいです。

栄養素について
一昔前は、三大栄養素といって、炭水化物(糖)、たんぱく質、脂質だったが、今はそれにビタミンとミネラル(無機質)が加えられるようになりました。日本人の食生活のバランスが最もよかったのは、25年前で、脂質よりも炭水化物の摂取量が多かったのですが、今では脂質の方が大きく上回っています。摂取量の変化を矢印で表すと、炭水化物↓、たんぱく質→、脂質↑↑、野菜↓↓、果物→というようになり、現在は、脂質の摂り過ぎと、野菜不足の傾向があります。

野菜は1日に350g必要ですが・・・
60代、70代の野菜摂取量は、10~50才代の1.5倍ですが、それでも、350gに足りていません。平均290gで、もっと積極的にとるようにしたい。特に、緑黄色野菜には、ビタミンA(カロチン)が多く含まれ、他にもビタミンB1・B2、ビタミンC・E、カルシウム、鉄、カリウム、食物繊維などが豊富に含まれています。ビタミンとサプリメントについて
ビタミンはA、B、C、D、E、Kがあり、野菜や果物に多く含まれ、三大栄養素を円滑に利用し、体の調子をよくする働きをします。ビタミンCは、ヒトとサルの体では作られないので、食べ物からとる必要があります。ビタミンなどをサプリメントで補っていれば大丈夫と思っている人もいるようです。しかし、野菜には数種類のビタミンや食物繊維等の他に、植物化学物質(ファイトケミカル)呼ばれる、植物に含まれる抗ガン作用等の細胞の障害を予防する効果のあると言われている物質が何種類も含まれていることがわかってきました。有名なのは、カテキン、ポリフェノールやリコピン、硫化アリル等ですが、他にもたくさんの種類の物質が、次々に発見されています。サプリメントは、あくまでも補助的なもので、まずは、しっかりと野菜、果物を摂ることが健康な体をつくるために効率的で大切です。

野菜、果物紹介

  • 緑黄色野菜代表(トマト・ピーマン)・淡色野菜代表(ネギ、キャベツ、レタス)
  • 果物代表(ブドウ、イチゴ)

 

・トマトは、リコピン(抗ガン作用がある)が多く含まれる。水の中に入れて沈んだら、甘いとわかる。生でトマトを食べるのは、日本人だけで、加熱することにより甘さが増すので、外国ではソースにしたり調理して食べることが多い。 
(おいしい食べ方)ホイルに輪切りにしたトマトに、チーズをのせてレンジでチンするだけ。 

・ピーマンはビタミンCを多く含み、加熱してもビタミンCがこわれない性質がある。ピーマンの他には、ジャガイモがある。ピーマンの色は普通、緑色だが、採らないでおくと赤色、黄色に変わっていき、だんだん甘くなる(栄養価も高くなる)が、日本では、台風等で落ちてしまうので、緑色のうちにとって食べる習慣になっている。
(おいしい食べ方)ピーマンは刻むほど、苦みが出る。輪切りではなく、縦に切ると苦みが出にくい。 

・ネギの色について、関東では白い部分を食べ、関西では緑色の部分を食べる習慣になっている。その中間であるこの地域では、白と緑の部分が半々の越津ネギというのが特産で有名。 

・レタスはビタミンKを多く含む。新鮮なものは、切り口が白く、10円玉くらいの大きさで、持ったときに軽いものがいい。その反対で、キャベツは、持ったときにずっしり重いものを選ぶとよい。 

・ミカンは小さい方が甘い。皮が薄くて、ふかふかしないものがいい。 

・イチゴは1つで、ビタミンCが最も多くとれる。先のとがった部分が甘いので、へたの方から食べるのがおいしい食べ方。

・ブドウは、上の方が甘く、先にいくほど甘みが少ない。ブルームという白い粉がついているのが新鮮。(きゅうりにも、ブルームがある。)



6年児童の感想より 
・ ぼくは野菜より肉を食べているから、野菜も食べなきゃいけないと思いました。
  自分の苦手な野菜のおいしい食べ方や、含まれる栄養素なども教えていただき、とてもためになりました。
  教えてもらった食べ方で食べてみたいと思いました。

・ 野菜、果物などを食べて、油っこいものは控えめにした方がいいなと思いました。

・ 野菜はとても私たちの体に良い調整をしてくれているんだなあと思いました。

・ ビタミンが11個くらいあったのに、今は6個になったということがわかりました。

・ 昔と今では脂質をとる量がすごく上がって、炭水化物が減っているのを聞いて、40年間にこんなに変わる  んだなと思いました。


参加された保護者の方の感想より
・ いろいろなものを工夫して食べることによって、健康な体が作られると思いました。
・ とても楽しく野菜のお話を聞くことができました。次の日の朝食時、「野菜がないじゃん!」と言われ、 「あっ、メニュー変更!」と野菜も取り入れました。(そういえば、朝食に野菜を使っていないことが多かったな・・・)と反省しました。

・ 堅苦しくなく、調理法や果物の甘さの話があったりと、最後まで楽しく、興味深く聞くことができました。
  分かってはいても、なかなか毎日、毎食きちんと実践するのは難しいものですが、家族みんなの健康のために、少しでもたくさんの野菜を摂れるようなメニューになるよう気をつけたいと思いました。

・ 今日聞いたお話を、食事の時に、家族にしたら会話がはずみました。

・ 特に野菜の食べ方は、他にもいろいろ聞きたいと思う内容でよかったです。

・ 1日の野菜摂取量が350gと聞いて、そんなにとれてはいないと実感しました。
  使う野菜もパターン化していることに気づいてはいるのですが、これなら食べてくれるというものばかりで、なかなか変化できません。

・ サプリメントでビタミンを摂るよりは、野菜を食べることによって、ビタミン以外の栄養素もとることが大切と再確認できました。

・ あまり野菜を好んで食べない子どもには、野菜ジュースでもよいのかお聞きしたかったです。
  野菜には、食物繊維、ビタミン、ミネラル、植物化学物質、カルシウムなど多く含まれていて本当にすばらしいので、少しでも多くの野菜を子どもに食べてもらえるように工夫していきたいと思いました。


おわりに
田中先生のお話の中で、先生がはじめてハンバーガーや焼き肉を食べたのが、高校生の頃ということをきいて、まだこれから先が50年以上ある子どもたちの食についてもっと考えていかなければという思いが強くなりました。
しかし、6年生の子たちは、本当に食について真剣に考えることができるよい機会になったと思います。ありがとうございました。

2013-07-09 20:14:48

いつまでも健康で若々しくいるために~アンチエイジング医学の実践~

アンチエイジング医学の目的は、毎日を元気で楽しく過ごし、寿命がきたらころりと永眠する、いわゆる「ぴんぴんころり(PPK)」です。ただ長生きすることだけが目的ではなく、病気になることもなくずっと健康でいることがもっとも大事なことです。いつまでも健康で若々しくいるためには、アンチエイジング医学を参考にし実践すると実現できると考えます。
アンチエイジング医学を実践することは、老化を防ぐことです。老化の原因はいろいろな説がありますが、遺伝的因子、細胞の酸化、ホルモン分泌の低下、免疫力の低下、老廃物、環境汚染物質の蓄積などがあげられます。
現代の遺伝子医学では、人間の生命学的な寿命は120歳くらいといわれています。でも実際には120歳になる前に老化し、疾患に罹患し死を迎えます。さまざまな後天的な老化の要因が寿命を修飾しているのです。
長寿に関連する説はたくさんありますが、現在アンチエイジング医学でまちがいなく健康長寿が期待できると証明されているのは、「カロリー制御」と「酸化ストレス制御」の2つです。

1.カロリー制御
1935年、マウスの摂取カロリーを70%くらいに減らすと、マウスの寿命が長くなることがわかりました。栄養状態が低い方が長生きするという信じられないデータ!のちにたくさんの生物で同様なことが起こることがわかりました。しかしここで大切なのは、3大栄養要素(蛋白質、脂質、糖質)のバランスを保ち、ビタミン、ミネラル、食物繊維を十分に摂取して、なおかつカロリー量を減らすことです。60%以下になると寿命が短くなり、あまり少なすぎても寿命が短くなります。成長期の子供はあまり制限するのは良くなく、カロリーの高い糖質と脂質を摂りすぎないことが大切です。
なぜカロリーを制限すると寿命が長くなるのか?最近では最も重要だと考えられているのがインスリンシグナルの変化です。カロリー制限によって、インスリンが多く出ることもなく、あまり動かない状態が続くと、細胞の長寿のスイッチが入ると考えられています。いつも食べてばかりでインスリンを無駄遣いしていると、病気になる可能性が高くなります。昔から腹八分で医者いらずと言いますが、それは非常に理にかなっているのです。

2.酸化ストレス制御
物質の電子は2個がペアになっていれば安定しているのですが、ペアになれる電子がいないととても不安定で、ほかの物質から電子を引き抜こうとします。このペアになれる電子がないものを「不対電子」といい、不対電子をもつ原子や活性酸素から分子をフリーラジカルといい、活性酸素はこの仲間です。フリーラジカルや電子を奪われることを「酸化」といい、酸化されると細胞が障害され病気になるのです。これらの害を「酸化ストレス」と言います。しかし私たちの体には、それらの害から身を守るための仕組みが備わっています。それが体内で作られる「抗酸化酵素」です。
加齢とともに酸化生成物が増加するため「酸化」が進み、抗酸化酵素が減少するため「抗酸化」が減弱し、老化が進み病気になりやすくなります。酸化ストレスによる障害を制御することが健康長寿につながると考えられています。酸化ストレス制御については次の4つがあげられます。
①酸化ストレスを避ける→紫外線、大気汚染、タバコ、過度の飲酒、農薬、殺虫剤、発ガン物質等を避ける。
②抗酸化物質の摂取→緑黄色野菜、オメガ3系油(青魚)、果物、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取する。
③抗酸化酵素の機能向上→ビタミン、ミネラルの摂取、過度のアルコール摂取、適度の運動そしていつも笑って過ごす。
④酸化物質の除去→適正な水分摂取、規則正しい排便、発汗

アンチエイジングに関する学説は毎日のように多数報告され、今後もっと確実な方法がみつかるかもしれませんが、今のところ「カロリー制御」と酸化ストレス制御」を毎日実行して、いつまでも健康で若々しくいてほしいと願っています。

2013-07-09 19:45:46

健康や病気についての正しい知識

今回は、学校医の田中先生に、クイズ形式でお話をしていただきました。
6年生児童も一緒に考えながら、健康や病気についての正しい知識を学ぶことができました。
「病気になるのは、運がいい、悪いで決まるのではない。健康への正しい知識をもって、行動すれば、ほとんどの病気を予防できる。」
田中先生は、医者になられてから、病気にかからず、診療日に休んだことはなく、自らこのことを実証されているそうです。
お話に出されたクイズを紹介します。ご家族でやってみてください。

問題画像をクリックすると正解が表示され、再度、クリックすると問題画像に戻ります。
 

今回、田中先生のいちばんお伝えしたかった問題だそうです。
本校でも、インフルエンザと診断された子が6名います。(12月20日現在)
胃腸風邪もまだみられます。冬休み中、外出する機会が多くなると思いますが、
ご家庭でも、かぜ、インフルエンザに気をつけてください。

子どもたちが、1年でいちばん楽しみにしている時期です。
元気で楽しい冬休みを過ごしてください。
田中先生 (田中先生が)ある人から教えてもらい、ずっと心がけていることがあります。
「人はほめられたり、何かができるようになったり、何かをしてもらったり、いい成績をとったりして、いいことがあるとごきげんになる。つまり、いいことがあるとごきげんになると思っていると思うが、そうではない。自分がごきげんにしているからいいことが起きるのである。」という考え方です。

このことを教えてもらってから、毎朝、鏡で自分に向かって「ごきげん!」と言っています。みなさんも、やってみてください。
笑いは健康のもと!
大人

15問中いくつ正解できましたか?
大人では、10問以上正解なら、健康に関する知識は合格だそうです。
(自分は、はずかしながら10問ギリギリでした。)
このように楽しみながら、毎日の生活に関係する知識を少しずつ、子どもに伝えられるといいですね。

毎回、田中先生からお話をしていただいていますが、お医者様が、私たちの目線に合わせてくださるなんて本当にありがたいことだと思っています。
これからも、学校保健委員会が、子どもたちの健康問題について、学びあえる場になるよう工夫していきたいと思いますので、多くの方に参加していただきますようお願いします。
参加いただいた方から感想をいただき、ありがとうございました。
一部を紹介させていただきます。


参加者の感想コーナー

児童保健委員6年

  • アンケートで、みんなの考えを知って、みんなはそう思っているんだとわかった。
  • お母さんや、お母さんの友達にもほめてもらえてうれしかった。
  • 田中先生の話はクイズで、楽しくわかりやすかった。もっと体のことを知りたいと思った。

保護者

  • 今回はクイズをもとに話していただき、子どもと一緒に考えることができ、よくわかったと思います。
  • 日頃、思い違いをしていたことも、クイズ形式でわかりやすく教えていただき、勉強になりました。
  • 子供も高学年になり、就寝時間が遅くなりがちです。今一度、早寝早起きの習慣を戻せるよう親子で考えていきたいと思いました。
  • 野菜なども好き嫌いがあり、なかなか食べてくれませんが、ゲーム感覚で楽しく参加できた分、頭の中には残っていると思うので、この先、思い出しながら行動していってほしいと思います。あっという間の1時間でした。
  • こんなに解りやすく、楽しくお話ししてくださるのに、保護者の参加が増えないのがもったいないと思います。
  • 早速、日頃食べたがらない冬瓜に大根、白菜を使って温かいキムチ煮を食卓へ出し、食後はリンゴで締めました。

学校教職員

  • 講師の先生がクイズ形式で進められたので、子どもたちや保護者の方、私たちも楽しんで参加することができました。クイズの答えが意外なものがあったり、新しい知識を得るものであったりして、興味深く聞くことができ、よかったと思います。できれば、4・5・6年参加でもよかったのではと思いました。
  • クイズ形式で行われたため、大変集中して聞くことができました。納得しながら楽しんで参加することができました。
  • 児童に進行をまかせることに、不安がありましたが、積極的に、活躍しようとがんばってくれる子供の新しい一面をみることができました。6年生の子のアンケートからもわかるように、「健康について何が大切か」は、頭でわかっているけど、「健康のために~できる」と、行動したり、習慣にすることが難しいという子が多いと思います。
    しかし、小学生の時期に規則正しい生活ができるようにならないと、この先、中学生や高校生になっていくにつれてできるようになるというのは、難しいと思います。親元から離れて生活する時や、病気になった時などにはじめて生活習慣の重要さを感じるのではないでしょうか。(自分もそうだったように・・・)その時に、小学生時期にでも、基本的な生活習慣を身につけることがあったら、意識したらすぐに実行できるようになりますが、その経験がなかったら、どうなってしまうか。まずは、周りの大人がモデルになることがいちばんだと思っています。

2013-07-09 17:55:54

最近話題の感染症

 

最近新聞やテレビなどで感染症の話題がよく取り扱われています。感染症の原因となる微生物には細菌、ウィルス、真菌(カビや酵母)がありますが今回はウィルスと細菌のお話をします。

細菌は単細胞で、人が光学顕微鏡を使用するようになってから発見された生物で、これ以上シンプルな生き物はないと思われていました。
しかし、20世紀に電子顕微鏡が登場しさらに小さな生き物であるウィルスの存在が確認されました。ウィルスは遺伝子であるDNA、RNAとそれを取り巻くタンパク質のカプセルだけで成り立っています。

感染症の治療によく使用される抗生物質は細菌にのみ有効で、ウィルスには効果がなく、今のところウィルスに有効な薬があるのはインフルエンザとヘルペスだけです。ですから予防・治療に対して感染症の原因がウィルスなのか細菌なのかを鑑別することが大事です。

ウィルス感染症

1. 麻しん
感染して約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状が現れます。2~3日熱が続いた後、39℃以上の高熱と発疹が出現します。肺炎、中耳炎を合併しやすく、患者100人に1人の割合で脳炎が発症すると言われている重症な感染症です。

最近関東の大学生の間で流行があり話題になりましたが、海外ではワクチンは2回接種なのに日本ではずっと1回接種であり、接種後5%の人が抗体が少なくなったり消えたりしたために一部の学生に感染したのです。2年前からやっと日本でも1歳時と小学校入学前の2回接種法になりました。

しかしワクチンの副作用として13%に発熱、3%にじんま疹、けいれんが0.3%あり、脳炎・脳症が100~200万人に1人の割合でみられ注意が必要です。

2. 日本脳炎
ヒトからヒトへの感染はなく、ブタなどの動物の体内でウィルスが増殖された後、そのブタを刺したコガタアカイエカなどがヒトを刺すことによって感染します。ほとんど不顕性感染ですが脳炎を発症した場合20~40%が死亡に至ります。しかし過去9年間で46件の発症の報告がありますが中部地方は0件です。

現在ワクチン接種は中止されていて混乱していますが、現在の日本脳炎ワクチンは製造の過程で微量ながらマウスの脳組織成分が混入する可能性があり、この成分によってADE(急性散在性脳脊髄炎)がおこる可能性が否定できないからです。

組織培養法によるワクチンは接種部位の局所症状が現行より高いことからまだ承認されていません。そのうち安全なワクチンができれば再開されますが、それまで蚊に刺されないように注意して下さい。

 

3. 鳥インフルエンザ
インフルエンザウィルスには、A、B、Cの三つの型があり、話題の鳥インフルエンザは、その中のA型に属します。ちなみにB型は人にだけ感染するインフルエンザで、C型は人に感染しにくいものです。

鳥インフルエンザは世界中に流行しています。今のところ鳥から人間への感染は稀ですが、この鳥インフルエンザが人やブタがかかるインフルエンザと体内で混じり合ったり、ウィルス自体が突然変異する可能性があります。これが新型インフルエンザです。インフルエンザの予防接種や、治療に有効なタミフルが効かない新型も登場する可能性もあります。

4. ノロウィルス
ノロウィルスは感染性胃腸炎を引き起こすウィルスのひとつで、2002年の国際ウィルス学会で、それまでの「小型球形ウィルス」から名称が変更・統一されました。ウィルスそのものは、新しいものではありません。

ノロウィルスの食中毒の原因は、生牡蠣とよくいわれます。しかし牡蠣に限らず、シジミ、タイラ貝、ホタテなど、富栄養の河口で育つ二枚貝や、下水道から検出されています。シジミからは最も多く検出されますが、ノロウィルスは熱に弱いため、生で食べないシジミや貝柱を食べるホタテやタイラ貝は、原因食品になることが少ないようです。

免疫力の高い人は、感染しても健康保菌者となったり、発症しても2、3日で治りますが、高齢者などの免疫力の低い人が感染すると、小腸で増殖するため嘔吐や下痢がひどく、誤嚥による肺炎や脱水などで毎年死亡者が出ます。

5. SARS
2003年春、中国を中心に大流行したSARSは、重症急性呼吸器症候群と訳される新型の肺炎です。原因となるのは新種のコロナウィルスで感染力が非常に強いのが特徴です。

SARSは、基本的には症状のあるヒトからヒトへと感染すると考えられています。
初期症状はインフルエンザとよく似ていますが、インフルエンザの場合は鼻水や喉の痛みがあるのに対し、SARSの場合は喉の痛みは比較的少なく、下痢症状が多く見られるのが特徴です。

有効な治療法はまだないため、肺炎などの症状をとり、全身状態をよくする対症療法が行なわれます。
WHOが発表した全体の致死率は14~15%となっており、初期症状での見極めが大変重要です。
予防ワクチンはなく、流行した場合はマスクと徹底した手洗いが基本です。マスクは、花粉症用に市販されている不繊布でできたもので十分です。

6. ウェストナイル熱
アメリカで死亡者が多く出たウェストナイルウィルス熱は、ヒトからヒトへ直接感染しませんが、感染した鳥を刺した蚊に刺されることで感染します。

発症率は20%で、2005年アメリカだけで発症者3000人、死者119人が報告されており、蚊が媒介するため、日本への上陸が懸念されています。

7. HIV
エイズ(AIDS)は正式名後天性免疫不全症候群という感染症で、原因となるウィルスは、Human Immunodeficiency Virus(HIV)=ヒト免疫不全ウィルスで、最近ではHIVの呼称が病名としても通用しています。

HIVに感染してもすぐには症状は現れず、免疫低下によるさまざまな疾患が生じるのは10年以上後です。その間は、多少の疲労を感じる程度で、外見上はいたって健康に日常生活をおくることができます。
現状では免疫力の低下自体を食い止めることはできず、次々に異なる疾患が出てきて、治療がそれを追いかけるという状態になり、治療が追いつかず死亡する例が多くなります。
予防のためのワクチンもありません。非常に変異しやすいウィルスで多種多様な型があり、たとえいずれかの型に合うワクチンができたとしても、すぐに変異ウィルスが出現するため意味をなさないのです。

HIVは、通常の環境では非常に弱いウィルスなので、普通の社会生活で感染者と暮らしても感染することはありません。感染経路は、血液による感染、性交渉による感染、母子感染の三つに限られています。

細菌

1. MRSA
MRSAは「メチシリン耐性黄色ブドウ球菌」とも呼ばれ、従来の抗生剤が効きにくくなった抗生剤耐性菌のひとつです。
MRSAは、通常の免疫力を持った人にとっては怖いものではありませんが、免疫力が極端に低下した人がこの菌に感染すると、敗血症、髄膜炎、心内膜炎、骨髄炎などに罹り死亡する場合も少なくありません。特に、病院でのMRSAによる院内感染が問題となります。
また「とびひ」という子供が罹りやすい皮膚病も以前は抗生物質を使うと一般的にはすぐに治るものでしたが、最近では、抗生物質を使っても治らない場合があり、その原因菌がMRSAである事例も報告されています。

このMRSAに対しては、バンコマイシンという抗生物質が効果をあげていたのですが、この薬にも耐性を持つVRSA(バンコマイシン耐性黄色ブドウ球菌)も出現しています。
他にも、PRSP(ペニシリン耐性肺炎球菌)の報告も多く、MDRP(多剤耐性緑膿菌)による感染、死亡例も近年続けて報告され、問題となっています。
あまりにも抗生物質や消毒薬に頼りすぎた結果、人類は菌から逆襲されているのかもしれません。

2. ヘリコバクター・ピロリ菌
以前胃潰瘍の原因はストレスであるといわれてきましたが、今ではヘリコバクター・ピロリ菌が原因であることがわかってきました。
胃酸はpH1~2で、強酸の環境で生息できる微生物はいないという見方が定説となっていました。ピロリ菌も特に酸性に強い菌ではなく、pH4以下では通常生きられません。しかしピロリ菌は胃の粘膜の下に潜り込んで棲みつき、強酸に直接されされないようにし、さらにピロリ菌の持つウレアーゼという酵素により、胃の中の尿素からアルカリ性のアンモニアを作り胃酸を中和するため、強酸の胃のなかで生きていられるのです。

ピロリ菌は慢性胃炎を起こします。慢性胃炎になると粘膜が弱くなり、胃潰瘍や十二指腸潰瘍を起こしやすくなります。また、胃ガンの大部分が慢性胃炎から発生するため、胃ガンの原因のひとつとも考えられるようになっています。
日本でも胃潰瘍・十二指腸潰瘍について、ピロリ菌の除菌療法が保険で認められるようになりました。先進国の中で、日本は特に高齢者のピロリ菌感染率が高いため、今後の研究に注目が集まっています。

3. 結核
結核は、ツベルクリン反応やBCG接種などの予防対策が効果をあげたため、過去の病気という印象があります。ところが、2004年の国内新規患者は約3万人、死亡者は約2300人もいます。結核は、日本最大級の感染症なのです。

結核には、成人型と乳幼児型があり、成人型は感染しても肺にとどまり、生涯で発病する確立は10%程度です。乳幼児型(未感染、非BCG接種)は感染すると早期に発病、重症化しやすいものです。
以前ツベルクリン反応の接種時期は、幼児期、小学、中学の3回でしたが、BCGの有効性が年齢とともに効果が減少するため、2005年の法改正により、接種時期は生後6ヶ月未満(生後3ヶ月以降が推奨されている)の1回となり、ツベルクリン反応検査なしで接種することになりました。
第1回学校保健委員会より

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2013-07-09 17:33:22

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