11月24日(木)門弟山小体育館にて第2回学校保健委員会を開きました。毎年、学校医であるyouクリニック院長田中先生をお迎えし、6年生の子どもたちに健康についてのお話をしていただいています。
今回は「生命のお話」をしていただきました。児童は、メモを取りながら一生懸命に聴くことができました。お話の一端をまとめましたので、ご家族でお読みになって、参考にしていただきたいと思います。
田中先生のお話
1.命は大切
・人は生まれた時から死に向かっている、命は限りあるものだから大切。
・この世の中で、いちばん悲しくてつらいことは、肉親の死、特に年下の肉親の死はなかなか乗り越えられない。ほかのつらいこと、勉強のことや失恋のことだったら、やり直しがきくけど、死んでしまったら、どうしようもない。
2.死の判定
①心臓が止まる ②呼吸が止まる ③脳死の3つで、死の判定をする。
脳死だけの状態なら、他の人へ臓器を移植することができる。
近年、臓器移植が可能となり「脳死」の定義が問題になっている。
3.命のはじまり
150億年前に「宇宙」ができ、46億年前に地球ができた。
その時地球上には、酸素・炭素・チッ素・水素しか存在していなかったが、これらが雷や紫外線によってくっついたり、離れたりを繰り返しているうちに、偶然1つの細胞(細菌)が生まれた。
この細胞がコピーを繰り返す中で、突然変異(コピーミス)が起こり、多細胞ができた。その突然変異が長年繰り返され、生物が進化して人間が誕生した。
4.人間の細胞の数はどのくらい?
受精卵は1個の細胞からはじまり、生まれた時は3兆個、そして大人になると60兆個になる。
赤ちゃんや子どもは細胞がさかんに増えている。
5.放射能がこわいと問題になっているのは、なぜ?
1つ1つの細胞の中には、遺伝子がある。その遺伝子がなんらかの原因で傷つき、その傷が大きいとガンなどの病気になる。だれでも普通に生活しても、遺伝子が傷つき、わずかのがん細胞も毎日できている。
でも、すべての人ががんにならないのは、免疫力があり、その傷を修復する(なおす)ことができる。しかし、免疫にも限界があるので、病気にかかってしまう。
放射能は、遺伝子を傷つけることがわかっている。そして、赤ちゃんや子どもはさかんに細胞が増える時なので、この時期に放射能を浴びて遺伝子に傷がつくと、傷ついた遺伝子をもつ細胞がものすごく増え、将来病気になりやすくなると考えられている。
だから、放射能汚染はこわいと言われ、なるべくそれを防ぐために問題となっている。
6.命を大切に生きるためにできること(死を宣告された人たちの話から)
①一日一日をていねいに生きる
②他への愛情といたわりをもつ
③自然を大切にする
7.思春期について
8才〜18才くらいに、男は男性ホルモンのテストステロン、女は女性ホルモンのエストロゲンが急増する。このホルモンの作用で、次のようなことが起こる。
<思春期の特長>
※だれにでも起こること!!
・イライラしやすい
・悩みが増える
(体の変化・にきびが増える)
・自意識過剰になる
(自分が人からどう見られているのかとても気になる)
・異性にひかれる
・親の言うことに反抗する傾向がある
参加した6年児童の感想
・人間はたくさんの時間や年月をかけてできたことを知りました。
・最近ささいなことでイライラしてしまっていたので、その対処法が
見つかったという感じでよかったです。
・自分が生きていることがすごいことだという気持ちを大切にして、1日1日を大切に生きたいです。
・命の大切さと死の悲しみがよくわかりました。また、どのように生活すればよいかもわかりました。
・命の長さは努力次第で変えられることがわかってよかったです。
・地球上で最初の細胞が細菌だということにおどろきました。
・命はやり直しがきかないものだから。大切にしないといけないと思いました。
・難しい言葉が多かったけど、わかりやすい説明で、頭に入って理解できました。
参加された保護者の方からも
「毎年楽しみにしています」
「特に、思春期の話などためになりました」
という感想をいただきました。
ありがとうございました。
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