学校医講演記録

11月24日(木)に、本校体育館において、5・6年生児童と保護者の方、職員が参加し第2回学校保健委員会を開催しました。
はじめに、養護教諭より今年度の本校の健康診断結果についての報告をし、次に学校医の田中明隆先生より、「心が安定して元気になる方法」という演題でご講話をいただきました。その一部を紹介します。
田中先生のお話『心が安定して元気になる方法』


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<児童の感想より> |
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心の状態を保つには、今の自分の状態を理解し、それに合わせた対処をすることが大切だと知りました。人の感じ方は人それぞれなので、みんなが不快に感じないような言葉をかけたいです。
自分が深い心の傷を負ってしまったときに、今日教えてもらったことを活かし、元の自分の戻れるように心構えをしておこうと思いました。
「心と体は繋がっている」という意味を科学的に学ぶことができました。体のことに個人差があることは知っていたけれど、心の感情にも個人差があることを知りました。
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私は、緊張したりパニックになったりすることが多いので、リラックスして趣味を楽しんでみたり、息をゆっくり吐いたりして、安定した心が保てるようにしたいです。
セロトニンに幸せになる効果があると聞いて驚いた。
わたしは悩むことがたくさんあります。人は悩むと成長すると知ったので、これからはたくさん悩もうと思いました。
心の健康は、とてもたくさんのことが関わっていると分かりました。悩みや心配があるときは、先生や家族、友達に相談したり、体の健康にも気をつけたりしたいと思いました。
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2022-12-15 08:00:00
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11月25日(木)に、本校体育館において学校保健委員会を開催しました。今年度は感染症対策のため、参加を6年生児童と6年生の希望保護者、PTA 役員に参加者を限定しました。
はじめに、養護教諭より今年度の本校の健康診断結果についての報告をし、次に学校医の田中明隆先生より、「ウイルスのお話」という演題でご講話をいただきました。その一部を紹介します。
学校医の田中先生より『ウイルスのお話』


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<児童の感想より> |
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きちんとウイルスについて知った上で対処することが大切なんだと思いました。ワクチンは副作用が少なく効果が高いものがつくられたらコロナにも対処できるのかなと思います。早くコロナが収束してほしいです。マスク・消毒・換気を忘れず生活したいです。
温暖化のせいでまた新しいウイルスが流行するかもしれないと聞き、驚きました。温暖化が進まないように気を付けたいと思いました。
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感染形式の話を聞いて、手洗いをしっかりしようと思いました。ワクチンは1種類しかないと思っていたけど、3種類に分けられることを知ってびっくりしました。
抗生物質は、たくさんのものに効くと思っていたけど、細菌にしか効かないということを知って驚きました。
ワクチンの苦労が分かりました。もし、自分だったら日本製のワクチンを打ちたいと思いました。
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参加した保護者の感想より |
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- 新型コロナウイルスに翻弄されて約2年。感染状況が落ち着いてきたので、そろそろマスクや手洗いをしなくてもよいのではと思いがちでしたが、感染が落ち着いているのも、日頃の対策によるものでもあると改めて思いました。これからも感染対策を徹底していきたいです。そして、寒くなるけれど換気も徹底していきたいです。
- コロナウイルスやその他の感染症になりやすいこの時期に、その予防法やウイルスに関して詳しく説明していただき、大人にも子どもにも分かりやすく、参考になりました。
2022-05-11 16:32:00
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11月26日(木)に、本校体育館において第1回学校保健委員会を開催しました。6年生児童75名とPTA役員10名、職員11名が参加しました。今年度は感染症対策のため、参加を6年生児童とPTA役員の保護者様に限定して開催しました。
はじめに、養護教諭より今年度の本校の健康診断結果についての報告と、委員会児童によるアンケート結果の報告をしました。次に学校医の田中明隆先生より、「ウイルスに負けない体をつくる方法」という演題でお話をしていただきました。
田中先生のお話『ウイルスに負けない体をつくる方法』




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<児童の感想より> |
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人にとって細胞はとても大切なものなんだと思いました。私はちょっと疲れたり、寝不足にだったりするとすぐにかぜをひいてしまいます。でも、好き嫌いはないので、教えてもらったことを実践して強い体をつくりたいです。
ぼくは、激しい運動を週1回やっています。なので、NK細胞が弱くなっているかもしれません。しかし、日頃から笑ったり睡眠が取れているから、成長ホルモンが出ていたりNK細胞は強くなったりしている気がします。これからもウイルスに負けない体をつくっていきたいです。
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免疫に関わる3つのこと、それをよくするために必要な10のことを教えてもらいました。すぐに生活に取り入れるのは難しいので、少しずつしていこうと思います。
細胞の働きを軍隊に例えて説明していただいたので、とても理解しやすかったです。“抗体”という言葉をテレビで聞いたことはありましたが、どうやってできるのかは知らなかったので、今回知ることができてスッキリしました。
笑うとNK細胞が増えると聞いて、これからもたくさん笑顔で生活していこうと思いました。
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参加した保護者の感想より |
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- “手洗い・うがい・マスク”や“免疫力を上げる”という言葉はよく耳にしますが、具体的にどうすればよいのか、なぜそうする必要があるのかまで知る機会はなかなかなかったので、とてもためになりました。改めてこの2点の大切さを感じ、家庭でもしっかり取りかかろうと思いました。
- 免疫を高めるために、水出し緑茶・笑顔・空腹感を持つなど、すぐに実践できることを教えていただき、役立ちました。
- 食べ物も大事だけれど、睡眠、運動や笑うことも大事で、ウイルスに負けない体につながっていくということが分かりとても参考になりました。
2021-01-21 08:00:00
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2019年11月28日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。
田中先生のお話「健康と病気は食事で決まる」


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<児童の感想より> |
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食事がうまくいくと、全てうまくいく、というところがすごいと思いました。油は炒め物に使っている食材だとずっと思っていたから、エゴマ油とアマニ油は炒めてはいけないということは初めて知ったし、驚きました。
たくさんの栄養について知ることができたので、スーパーなどに買い物に行ったときは、栄養の成分表示を見て、バランスの良い食事にしていきたいです。また、エゴマ油や亜鉛など、聞いたことのない物まで知ることができたので、調べてみようと思いました。
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私は好き嫌いが多いので、子どものうちから好き嫌いをなくして、今のうちから丈夫で健康な体をつくって病気にならないように気をつけたいです。
食事はとても大事で、食事をしっかり取ると、やる気や元気が出て心を安定させる幸せホルモンが出るそうです。今日学んだことを、家族や親戚に教えてみんなが健康な毎日を送ることができるようにしたいです。
子どもの頃の生活習慣で、大人になったときの健康が決まると知って、大人になってからではだめなんだなと思いました。
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参加した保護者の感想より |
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- 学生のときに五大栄養素って習ったな、と思いながら話を聞いていました。献立作りを見直すよい機会になりましたし、これからインフルエンザが流行ってくるので、食事の大事さを子どもと話す丁度よいきっかけになりました。
- 子どもたちに分かりやすい内容で、すぐにでも実践できるようなものが多かったのでよかったです。
- 三大、五大栄養素の話を聞くことができてとても勉強になりました。我が家の食卓では、家族それぞれ好き嫌いがあるため、同じ様な食材やメニューばかりになってしまいがちですが、今日のお話を参考にしながら家族みんなの健康に気を遣っていこうと思います。
2020-06-18 10:09:00
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平成30年11月29日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。
学校医の田中明隆先生より、「よい睡眠が脳とからだをつくる」という演題でお話をしていただきました。田中先生には毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。今回は、どうして睡眠が体に必要なのかを、脳との関係とともに分かりやすくお話をしていただきました。
田中先生のお話「よい睡眠が脳とからだをつくる」

睡眠が大切な理由
<脳を休める>
- 体は安静にしているだけで休まるが、脳は眠らないと絶対に休まらない。脳が休まらないと人は死んでしまう。
- 脳が休まると心の安定にもつながる。脳が休まらないと、やる気がなくなったり、イライラしたりしてしまい、いじめにつながってしまうこともある。
- 脳が休まらないと肥満につながってしまう。
<記憶を整理する>
- 学習やトレーニングしたことを、寝ている間に脳に記憶し、整理する。
- 寝る前にテレビを見たりゲームをしたりすると、頭の中の情報がごちゃごちゃになってしまい、何を覚えたらよいのか脳が分からなくなるため、学習効果が上がらない。→勉強はすればするほどいい、という考えは間違い!どれだけ効率のよい勉強ができるかが大切。
- 『勉強する→睡眠→起きて復習する』のが効率のよい方法のひとつ。
<成長ホルモンを分泌する>
- 寝ている間に成長ホルモンが分泌される(運動したとき、空腹時にもたくさん出る)。
- 『たくさん運動する→思いっきりお腹を空かせる→栄養のある食事をとる→しっかり睡眠する』のが成長ホルモンをたくさん分泌させるいい方法。
- 成長ホルモンは大人にとっても大切なホルモン。成長ホルモンが低いと、肌がカサカサになったり、免疫力が落ちて病気になりやすくなってしまう。
- 子どものうちに成長ホルモンを高くして、さらに大人になってからもできるだけ成長ホルモンを下げないように生活すると、寿命がかなり延びる。

1日の睡眠のリズム

朝日を浴びると体内時計がリセットされ、1日がスタートする。
そこから14~16時間後(小学生は14時間)に眠気がくる。それを過ぎると眠くなくなってしまう。
<例>午前7時起床→午後9時頃眠気がやってくる→午後11時を過ぎると眠気がなくなる
<メラトニン(睡眠ホルモン)のはたらき>

- 夕方から増え、夜になるとピークをむかえるホルモン。朝日を浴びると減少する。
- メラトニンが高ければ高いほどすぐに眠れて、ぐっすり眠れる。
- 年齢とともに分泌量は減っていくが、子どもだけでなく大人にも、解毒作用、体をサビつかせると言われている活性酸素をやっつける効果、免疫力のアップ、ストレス減少などの効果がある。
<メラトニンを増やす方法>

① 朝、光をしっかり浴び、昼間も光を浴び続けること。
② タンパク質(肉・魚・大豆・牛乳など)をたくさん摂取すること。
③ ブルーライト(パソコン・スマホ・ゲーム・テレビなど)をさけること。
④ 体温を下げること。もし寝る前にお風呂に入るならば、38~40℃で少し長めに入るとよい。
<適切な睡眠とは>

- 学校が始まる時間は決められているので、起きる時間は変えられない=何時に寝るのかが重要
- 寝る時間と起きる時間を設定し、その時間に合わせてやらなければいけないことを済ませる。
- 起こされた時に、スッキリ目覚められた時間が、自分に合った必要な睡眠時間。起こされた時、起きるのが辛い場合は脳が休み切れていない証拠。
<ショートスリーパー・ロングスリーパー>
- ほとんどの人は、子どもの時の睡眠習慣が大人になっても残るが、大人の中には、3時間睡眠で足りるショートスリーパーと呼ばれる人もいる(有名人:明石家さんま・エジソン・野口英世など)。逆に、10時間以上寝ないと睡眠が足りないロングスリーパーもいる(有名人:アインシュタインなど)
- 成功しているスポーツ選手は、ロングスリーパーが多い。
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<児童の感想より> |
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ブルーライトというスマホやテレビに含まれているものを寝る前に控えれば睡眠の質があがる、ということが分かりました。早寝早起きをがんばってみようと思います。
寝ている時に分泌される成長ホルモンを18歳までにたくさんあげた人のほうが長生きできるということを知り、今まで睡眠をあまりとっていなかった自分の生活を考えると恐ろしくなりました。これを機に、生活リズムを直していこうと思います。
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成績を伸ばすためには、ただたくさん勉強するのではなく、効率よく勉強し、睡眠をしっかりとることで記憶を整理することが大切だと知りました。
睡眠は、体を休めたり、成長させたりするために必要だと思っていたけど、体だけでなく、心や脳をつくるために必要なんだと知りました。
メラトニンは、眠たくすることのほかに、解毒作用やストレスを少なくする役割があることを初めて知りました。
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参加した保護者の感想より |
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- 睡眠の意義について分かりやすくお話していただき、とても有意義な講話でした。成長期の子どもが、よい睡眠をとり健康な体を保持していけるよう、寝る時間にはこれからも気を付けていきたいです。
- メラトニン(睡眠ホルモン)のお話をもっと聞きたかったです。自分自身すっきり起きられないので、子どもと一緒に良質な睡眠がとれるよう、過ごしてみようと思います。
- 夜ねる時間を設定するより、朝すっきり目覚める時間で必要な睡眠時間を知るというところに納得しました。
- ついついいつも寝るのが遅くなってしまいます。家族で睡眠の大切さについて話をし、みんなでよい睡眠をとり、健康な生活ができるように考えてみたいと思いました。
2019-05-17 10:01:00
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本校の学校医の田中明隆先生より、「体に必要なミネラルが健康な体をつくる」という内容のお話を聞きました。田中先生には毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。ミネラルと聞くと少し難しい気がしますが、ミネラルの働きやどうしたらミネラルを摂取できるのかといった内容を、すぐに実践できるように分かりやすく教えていただきました。
田中先生のお話「体に必要なミネラルが健康な体をつくる」
<栄養素について>
- 三大栄養素(炭水化物・脂肪・タンパク質)は、生命維持のための栄養素であり、ビタミン・ミネラル・食物繊維・ポリフェノールなどの微量な栄養素は、体の調整をしてくれる、健康でいるための栄養素である。
- 時代の変化で、食糧事情がよくなったことにより、現代の食生活は十分すぎるほど栄養摂取が可能になった。
→生きるための栄養素は摂れているので、健康に生きるためには微量な栄養素を摂ることが大事になった。
<ミネラルとは>
- ミネラルとは、日本語で言うと無機質である(炭素、酸素、水素、窒素が含まれていないもの)。
- ミネラルは、ほとんどが金属であり、土、石、岩、水などの中に存在している。鉱物ともいう。
- ミネラルはビタミンに比べ、さらに微量な栄養素であるが、ビタミンとは違い、全ての臓器に含まれている物質であり、体を構成するための成分になる。
例)人間の体の中に一番多く含まれているミネラルであるカルシウムは、歯や骨をつくる成分となる。
- ミネラルは有害と有益の2種類に分けることができる。有害なミネラルとは、水俣病やイタイイタイ病などの原因となる水銀やカドミウムなどのことで、有益なミネラルとは、体の調整をしてくれるミネラルのことである。
<有益なミネラルについて>
- 有益なミネラルは分かっているだけで43種類ある。その中でも、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅・マンガン・亜鉛の6つは、神経伝達物質をつくる大切なミネラルであり、これらは、頭の回転をよくする・体の成長を助ける・運動神経をよくする効果がある。これらのミネラルが不足すると、様々な神経伝達に影響を及ぼし、イライラやうつ病、元気が出ない、いじめにつながったり、肌荒れ、アトピー性皮膚炎などを起こす原因となったりする。
それぞれのミネラル不足による症状
例)カルシウム不足:骨粗鬆症 鉄分不足:貧血 亜鉛不足:味覚障害、口内炎、口臭
→これらの症状を改善するために、ミネラルを治療薬として使用することもある。
- ミネラルは、不足するのはいけないが、多すぎるのもよくない。普通の食事を摂っていれば問題ないが、間違った方法でサプリメントの摂取などをしていると、過剰症になってしまうので注意する。
→安易にサプリメントに頼ってはいけない。
- 温泉は体にいいと言われているが、その理由は温泉にミネラルがたくさん含まれているからである。温泉の効能は、どのミネラルが多く含まれているのかで変わってくる。温泉に入ることで、皮膚からミネラルを吸収するとともに、蒸気によって口からもミネラルが吸収される。
<食品添加物について>
- 科学の進歩によって、食品添加物が使用されるようになり、インスタント食品、加工食品、レトルトパック、コンビニ弁当、ファストフードが現代の食生活に増えてきた。食品添加物(特にリン酸塩)を使用すると、食品は腐りにくくなるが、本来食品に含まれているミネラルは半減してしまう。
- インスタント食品がおいしいのは、人工調味料の発達により、おいしく味付けできるようになったからである。しかし、人工調味料にミネラルは全く含まれていない。
→インスタント食品やファストフードなどを食べ続けているとミネラルが減ってしまう。しかし、三大栄養素はしっかり入っているし、ミネラルも全く入っていないわけではない。また、早くて安くておいしいため便利。
→時々食べるのはいいが、毎日食べ続けるのはよくない。食べ過ぎはやめる。
<ミネラルを適切に摂取する>
- ミネラルを適切に摂取する方法は非常に簡単で、毎日おうちの人が手間ひまかけて作ってくれる食事をしっかり食べていれば健康に必要なミネラルは十分に摂取できる。毎日の学校給食も、食品添加物は含まれていないのでよい。
→毎日手間ひまかけて作ってもらえる食事に感謝して、おかず(肉、野菜、海草、大豆、きのこ、魚など)をバランスよく食べることが大切。1日で全部を食べる必要はない。バランスよく食べていると、過剰症になることは絶対ない。好き嫌いなく全部食べるようにする。
- ナッツ類(クルミ・落花生・アーモンドなど)、小魚(にぼし、片口いわし)をおやつとして摂取するのもひとつの方法である。
- 無添加白だしを普段の食事に少し追加することもおすすめである。
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<児童の感想より> |
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今までミネラルという言葉を聞いたことがあったけど、どういうものなのかは知りませんでした。田中先生の話を聞いて、ミネラルは栄養素の中でも体の調整をしてくれるものだと知りました。これからは栄養素をバランスよく取っていきたいです。
インスタント食品やファストフードなどを食べ過ぎてしまってミネラルが足りていないと思ったときに、ナッツや小魚などを食べるといいことを初めて知った。1日に1回くらいはミネラルを含む食べ物を食べようと思った。
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インスタント食品は、これからはたくさん食べないようにしようと思いました。お母さんの作ったご飯は、栄養バランスがとても整っていることを知り、お母さんのご飯のありがたみを知りました。
いつも手づくりの料理を食べていればミネラルが補われるのだと聞き、そんなに簡単にできるのなら今後からは好き嫌いせずにおいしく食べようと思いました。
お母さんが作ってくれたものや給食などは栄養がしっかりとれるものだと知ったので、これからはお母さんや給食を作ってくれた人に感謝して食べたいなと感じた。
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参加された保護者の方の感想より |
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- 食品添加物によりミネラルが減少してしまうことを初めて知りました。より普段の食事に注意しなくてはいけないと感じました。
- 今までは口内炎ができた時、サプリメントを飲ませていました。しかし、日頃の食事などで十分にミネラルを補給できるんだと分かりました。
- 食品添加物がよくないことは知っていましたが、ミネラル不足になるという観点からは考えたことがなかったため、とても勉強になりました。
- 健康には食事が一番大切なんだと気付かされました。愛情たっぷりの食事=ミネラルたっぷりの食事と教えていただきましたので、頑張って食事を作っていきたいと思います。
2018-07-26 11:34:17
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平成28年12月1日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童76名とPTA役員を含む保護者19名、本校職員13名が参加して行いました。はじめに、養護教諭より本校でよく見られる感染症についての報告があ りました。もっとも多い出席停止の感染症はインフルエンザです。インフルエンザの流行する時期は、グラフの通りです。今冬は、すでに4件発生しています。
次に、本校の学校医の田中明隆先生より、「インフルエンザのお話」を聞きました。毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。毎年流行するインフルエンザだけでなく、最近話題にあがる鳥インフルエンザ等、インフルエンザの種類についても、分かりやすく教えていただきました。
田中先生のお話「インフルエンザのお話」<インフルエンザのことを知って、対策を立てよう>
- 毎年インフルエンザは、小学校での流行から広がる。
インフルエンザウィルスの好きなものは、寒いところ、乾燥した空気、弱っている人。
人の体の中で増えるため、人がたくさんいる場所でうつりやすい。特に、教室内は感染しやすい。
<ウィルスと細菌の違い>
- 病気を引き起こすもととなる病原性微生物はウィルスと細菌がある。
ウィルスと細菌の違いは、大きさ・治療法・何回もかかるかどうかの3つ。
- 細菌の大きさは、ウィルスを人に例えると、地球くらいの大きさになる。
そのため、発見は細菌の方が早く、ウィルスが見つかったのは最近である。昔は、ウィルスの存在を知らなかったため、まちがって「インフルエンザ菌」と名付けられた細菌もある。今でも、インフルエンザを引き起こすインフルエンザウィルスと、別物の「インフルエンザ菌」が引き起こす病気がある。
- ウィルスによる病気は、はしか・風しん・おたふくかぜ・日本脳炎・水痘など、一度かかればもうかからな いが、インフルエンザやかぜのウィルスは種類が多いため、何度もかかる。
- 細菌には、抗生剤が効くが、ウィルスには効かない。
- <インフルエンザの型や種類>
- インフルエンザウィルスの型は、A、B、Cの3つあるが、流行するのは、Aと B。こわいのは、Aで脳症や肺炎を引き起こし、死ぬことがある。
- これまで世界的に大流行したのは、1918年のスペインかぜ(H1N1型)、1957年のアジアかぜ(H2N2型)、1968年の香港かぜ(H3N2)で、多くの死者が出た。2003年の新型インフルエンザ(H1N109)は、かかったのは 90%が子どもだった。
- 人がかかるインフルエンザは、H1・H2・H3と N1・N2の組み合わせで6種類。
- 鳥インフルエンザは、これまでに2つの型が人に感染した。2003年 H5N1で、この型は鳥に症状が出たので、処分できた。2013年のH7N9は、鳥に症状が出にくいので、対処が困難。かかると致死率20%。現在人に感染が確認されているのは、ほとんどが中国で、その他は香港、台湾、カナダ、マレーシア。
- <インフルエンザワクチンは、打った方がいいの?>
- インフルエンザワクチンを接種しても、インフルエンザにかかる。効果は、かかった時に軽症ですむ可能性が高いこと。予防接種を打ち続けると、かかりにくくなると思う。今は、インフルエンザによる死亡率は、 集団接種をしていた時代より高い。ワクチンの副作用(毎年10人くらい死亡)とインフルエンザ脳症(2000人弱死亡)はどちらの危険性も考えて、選択してほしい。
- <インフルエンザにかからないためには>
- インフルエンザにかからないためには、免疫力をアップして、病気にかかりにくい体にしておくこと。そのためには、いい食事が大切。ファーストフードや、インスタント食品ではなく、野菜や大豆、海草、魚、肉などビタミンやタンパク質をしっかり摂りたい。しかし、食べ過ぎはよくないので、腹八分がいい。これは、ノロウィルスの胃腸かぜにも同様で、食べ過ぎると胃の中にある胃酸で菌を消せなくなってしまう。
- インフルエンザウィルスは、アルコール消毒が効くが、ノロウィルスには十分ではない。吐物には、次亜塩素のハイターなどで消毒する。
- 体が健康だと病気にかかりにくい。健康かどうかは、「毎朝、いい便がしっかり出るか」で分かる。
- 毎日病気の人の診察をしているが、インフルエンザにかかったことがない。マスクは着けていないが、1人の診察ごとに手をしっかり洗っている。指先や、指の間なども念入りに。マスクは、自分がかかっている時はうつさないために、必ずした方がいい。口の中には、いちばん菌がいるので、うがいもした方がいい。
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<児童の感想より> |
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- 鳥インフルエンザは免疫がないから、日本国民全員にうつるかも知れないので、早く免疫がつくられるといいなと思いました。インフルエンザは小学生から、世の中に広がると知ったので、周りの人のためにも、かぜ気味だと思ったらマスクをしたいと思いました。
- ワクチンを打っているけど、あまり発症率は変わらないと聞いたので、魚・肉・海草・きのこ・大豆など、体にいい栄養をとって予防したいです。
- 田中先生のお話を聞いて、「鳥インフルエンザ」がこわいと思いまし た。その理由は、H7N9 というウィルスに人間がかかると20パーセントが死んでしまうし、鳥に症状が現われないからです。
- 私は、毎年予防接種を打つのにインフルエンザにかかってしまいます。「なぜ?」と疑問に思っていましたが、お話を聞いて、予防接種の効果がわかりました。絶対にかからないわけではないけど、軽くすませることができます。だから、予防接種はとても大切だと思いました。
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参加した保護者の感想より |
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- インフルエンザに対して軽く考えていたことを反省しました。まずは、かからない体づ くりを心がけたいと思います。
- インフルエンザにかからない体、かかりにく体、家族のためにがんばって食事にも気を付けたいです。
- 健康の基準がとてもよく分かりました。食事はバランスよく、しっかり腹八分を心がけます。
2017-02-13 12:34:00
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平成27年12月3日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童76名と PTA役員を含む保護者16名、本校職員13名が参加して行いました。
はじめに、「5・6年生の睡眠調査の結果」を保健委員会児童が報告しました。5年生よりも6年生の方が寝る時間が遅く、起きる時間が早いことが分かりました。また、目ざめのよさを調べた結果からは、目ざめのよいときの平均睡眠時間は8時間37分、目ざめの悪いときの平均睡眠時間は8時間2分と30分ほど違うことが分かりました。次に、本校の学校医の田中明隆先生より、お話を聞きました。
毎年、6年生向けに健康に関するお話しをしていただいています。今回は少し難しい内容で「呼吸と自律神経の関係」についての話でしたが、6年生に理解できるように、分かりやすく教えていただきました。
田中先生のお話「正しい呼吸が健康な体をつくる」より
- <生きるための呼吸>
- だれもが、あまり意識することなく1分に20回、1日3万回くらい呼吸をしている。
- 呼吸の役割は、息を吸って体内に酸素を取り入れること。息を吐いて全身で使われてできた二酸化炭素を体の外に出すこと。呼吸が数分~15分でも止まると死んでしまう。
自律神経は、呼吸をコントロールしている。意識しなくても自然に体の機能を調整している。
(心臓の拍動や呼吸、汗などの体温調節など、しないと生きていけない重要な働きをしている)
- 自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は体を活動的にさせる(自動車のアクセル)、副交感神経は体を休養させる(自動車のブレーキ)働きをする。その2つのバランスが大切。
- 交感神経と副交感神経の働きがバランスよいと病気になりにくい。交感神経が高い状態は病気になりやすい。そのために、副交感神経を高めることができるようにしたい。
- <心とつながる呼吸>
- 腹式呼吸・・・ゆっくりと鼻で吐く。吸うときに下腹がふくらむように意識する。
本番前などに、この方法で副交感神経を高め、リラックスすると本番で力が発揮できる。
(他にも、笑う、歌う、しっかり睡眠をとると副交感神経が高まる。)
- 鼻でゆっくりと息を吐くと、セロトニン(幸せ・健康ホルモン)が増える。セロトニンはやる気・集中力が出るホルモンで、セロトニンが少なくなると、うつ病になりやすい。
- セロトニンは、メラトニン(睡眠に関わるホルモン)をつくる。大人になると、メラトニンが少なくなり、眠れなくなる。子どもは夜にブルーライト(スマホやテレビ等に使われている)を浴びるとメラトニンが上がらなくなってしまう。よい睡眠のために、寝る前にはスマホやテレビを見ないで、なるべく暗くして寝るとよい。
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参加された保護者の方の感想より |
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- ゆっくり鼻で息を吐くことで健康になれることが分かりました。笑うとセロトニンが出ることを知りました。
- 日ごろから「ゆっくり鼻で息をはく」ことを気をつけて副交感神経を上げ、何かあったときは冷静に対処できるようにしたいです。
- 子どもたちの睡眠の実態を知ることができ、よい睡眠のために必要なことが分かりました。すぐに実践できる内容でした。
- 日常生活に取り入れやすく話をしていただけるので、とても参考になります。また来年も楽しみです。
- よいお話を聞けて来てよかったです。呼吸でよい体、よい心の状態をつくれることが分かり、参考になりました。
2016-04-15 14:10:56
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12月4日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。6年生児童79名とPTA役員を含む保護者38名、本校職員13名が参加して行いました。
本校の学校医の田中明隆先生より、お話を聞きました。テーマは「病気にならない方法」です。田中先生はご自分で病気にならない方法を実践し、30年間病気でお仕事をお休みしたことがないそうです。毎年6年生向けにいろいろな内容で、健康に関するお話をしていただいています。今回は少し難しい内容で「自律神経」についての話でしたが、6年生に理解できるように、わかりやすく教えていただきました。
田中先生のお話「病気にならない方法」より
- 自律神経は、意識しなくても自然に体の機能を調整している。 (心臓の拍動や呼吸、汗などの体温調節など)
- 交感神経と副交感神経の2つがあり、交感神経は体を活動的にさせる(自動車のアクセル)、副交感神経は体を休養させる(自動車のブレーキ)働きをする。その2つのバランスが大切。
- 交感神経と副交感神経の働きがバランスよいと病気になりにくい。
そのために、自分で副交感神経を高めることができるようにしたい。その方法を意識してやっておくとよい。

<副交感神経の働きをアップする(高める)方法>
・呼吸
ゆっくり吐くことを意識する(「3秒吸って、6秒で吐く」というように、少しずつ吐く時間を長くしていく。)本番前などに、この方法で副交感神経を高め、リラックスすると本番で力が発揮できる。
・正しい姿勢
背筋を伸ばすと、よい呼吸がしやすい。
・朝をゆっくり過ごす
朝起きた時が最も副交感神経が高い。一番集中力があるので、学習の効率がよい。ゆったりとした気分で過ごすと、胃腸が動き、排便を促す。
・笑う
副交感神経を高め、免疫力をアップさせる。苦しい時(緊張状態)で、笑うことが難しい場合は、口角を上げて「にこっ」とするだけでも、副交感神経が高まる。
参加者の感想より
2014-09-11 12:49:43
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