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いつまでも健康で若々しくいるために~アンチエイジング医学の実践~

いつまでも健康で若々しくいるために~アンチエイジング医学の実践~

アンチエイジング医学の目的は、毎日を元気で楽しく過ごし、寿命がきたらころりと永眠する、いわゆる「ぴんぴんころり(PPK)」です。ただ長生きすることだけが目的ではなく、病気になることもなくずっと健康でいることがもっとも大事なことです。いつまでも健康で若々しくいるためには、アンチエイジング医学を参考にし実践すると実現できると考えます。
アンチエイジング医学を実践することは、老化を防ぐことです。老化の原因はいろいろな説がありますが、遺伝的因子、細胞の酸化、ホルモン分泌の低下、免疫力の低下、老廃物、環境汚染物質の蓄積などがあげられます。
現代の遺伝子医学では、人間の生命学的な寿命は120歳くらいといわれています。でも実際には120歳になる前に老化し、疾患に罹患し死を迎えます。さまざまな後天的な老化の要因が寿命を修飾しているのです。
長寿に関連する説はたくさんありますが、現在アンチエイジング医学でまちがいなく健康長寿が期待できると証明されているのは、「カロリー制御」と「酸化ストレス制御」の2つです。

1.カロリー制御
1935年、マウスの摂取カロリーを70%くらいに減らすと、マウスの寿命が長くなることがわかりました。栄養状態が低い方が長生きするという信じられないデータ!のちにたくさんの生物で同様なことが起こることがわかりました。しかしここで大切なのは、3大栄養要素(蛋白質、脂質、糖質)のバランスを保ち、ビタミン、ミネラル、食物繊維を十分に摂取して、なおかつカロリー量を減らすことです。60%以下になると寿命が短くなり、あまり少なすぎても寿命が短くなります。成長期の子供はあまり制限するのは良くなく、カロリーの高い糖質と脂質を摂りすぎないことが大切です。
なぜカロリーを制限すると寿命が長くなるのか?最近では最も重要だと考えられているのがインスリンシグナルの変化です。カロリー制限によって、インスリンが多く出ることもなく、あまり動かない状態が続くと、細胞の長寿のスイッチが入ると考えられています。いつも食べてばかりでインスリンを無駄遣いしていると、病気になる可能性が高くなります。昔から腹八分で医者いらずと言いますが、それは非常に理にかなっているのです。

2.酸化ストレス制御
物質の電子は2個がペアになっていれば安定しているのですが、ペアになれる電子がいないととても不安定で、ほかの物質から電子を引き抜こうとします。このペアになれる電子がないものを「不対電子」といい、不対電子をもつ原子や活性酸素から分子をフリーラジカルといい、活性酸素はこの仲間です。フリーラジカルや電子を奪われることを「酸化」といい、酸化されると細胞が障害され病気になるのです。これらの害を「酸化ストレス」と言います。しかし私たちの体には、それらの害から身を守るための仕組みが備わっています。それが体内で作られる「抗酸化酵素」です。
加齢とともに酸化生成物が増加するため「酸化」が進み、抗酸化酵素が減少するため「抗酸化」が減弱し、老化が進み病気になりやすくなります。酸化ストレスによる障害を制御することが健康長寿につながると考えられています。酸化ストレス制御については次の4つがあげられます。
①酸化ストレスを避ける→紫外線、大気汚染、タバコ、過度の飲酒、農薬、殺虫剤、発ガン物質等を避ける。
②抗酸化物質の摂取→緑黄色野菜、オメガ3系油(青魚)、果物、ビタミン、ミネラルを積極的に摂取する。
③抗酸化酵素の機能向上→ビタミン、ミネラルの摂取、過度のアルコール摂取、適度の運動そしていつも笑って過ごす。
④酸化物質の除去→適正な水分摂取、規則正しい排便、発汗

アンチエイジングに関する学説は毎日のように多数報告され、今後もっと確実な方法がみつかるかもしれませんが、今のところ「カロリー制御」と酸化ストレス制御」を毎日実行して、いつまでも健康で若々しくいてほしいと願っています。

2013-07-09 19:45:46

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