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食物の消化と吸収のしくみ

食物の消化と吸収のしくみ

12月2日(木)門弟山小学校体育館にて第2回学校保健安全委員会を開きました。例年2回目は、学校医の田中先生をお迎えし、6年生の児童と参加いただける保護者の方や職員に健康についてのお話をしていただいております。養護教諭の「健康安全のまとめ」報告に続き、校医の田中明隆先生には「食物の消化と吸収のしくみ」と題してご講演をいただきました。6年生の児童も講演を聴き、さかんにメモをとる姿が見られました。先生からは、最後に健康に過ごすための方法として「よくかむ」「腹八分目(成人は七分目)」「野菜を多く食べる」「いい排便」が秘訣と教えられました。お話の一端をまとめましたので、ご家族でお読みになって、参考にしていただけたらと思います。

学校医 田中先生のお話より

おぼえてほしい消化器官は7つ
公演会

  • 口から入った食べものは1本につながった消化管(食道→胃→小腸→大腸)を通って、肛門から出される。
  • 食べ物の栄養を体の中に吸収するために、血液中に取り込まれやすいような形に分解される。これを消化といい、消化するための酵素が入っている消化液がはたらく。
  • 肝臓で消化液である胆汁が作られ、胆のうにたくわえられます。膵臓ではたくさんの消化酵素が作られます。消化管にこの3つを加えた7つが消化器です。

胃は,食べたものをどろどろの状態にする

  • おかゆ状のものを食べると、胃の負担は少なくなる。
  • 胃液(胃酸)は強い酸性で、口から入ったウィルスや細菌をやっつけることができる。
    しかし、食べ過ぎたり、よくかまないで食べると胃酸が足らない状態になり、ウィルスや細菌をやっつける力が弱くなって病気にかかる。
  • インフルエンザや胃腸かぜが流行しても、胃を丈夫にしておくことで、予防になる。

小腸の壁は,広げるとテニスコートと同じくらいの広さ(面積)

  • 消化・吸収は,ほとんど小腸でおこなわれている。

大腸には,腸内細菌がいっぱい

  • 腸の中には100兆個以上の腸内細菌がいて、大腸にいちばん多くいる。
  • 腸内細菌には、善玉と悪玉があるが、善玉の腸内細菌は免疫力を高めて、病気にかかりにくくする。
  • 大腸は、食べ物の栄養として吸収されたものの残りの水分を吸収して、便にする。
  • 便の状態で、腸内細菌のバランスがわかる。便秘はとてもよくない状態で、いろいろな病気になりやすい。

肝臓の重さは約1㎏

  • 体の中でいちばん大きい臓器で,大切なはたらきをいろいろしている。
  • 栄養が吸収された血液は、すべて肝臓に運ばれてたくわえられたり、必要なものに作りかえられたりしている。
クリスマス

<<病気にかかりにくくするためにできること>>

1.よくかむ
⇒よくかむとガンの予防になることがわかってきた。胃の負担を少なくする。

2.腹八分目(成長期を過ぎた大人は腹七分目)
⇒空腹の状態をつくることが大切(成長ホルモンが出る、免疫力が上がる)。

3.野菜を多く食べる。
⇒野菜・果物にはビタミンや酵素が多く含まれる。ビタミンや酵素は病気にかかりにくくし、体の調子を整える。

4.いい排便
⇒毎朝、起きたらコップ1杯の水や牛乳を飲むと、朝食後に便が出やすくなる。
 便秘にならず、毎朝排便する習慣にすることが病気にかかりにくくする。

6年児童の感想より

  • 田中先生の話をきいておどろいたことが2つありました。
    1つ目は、胃の中の液は強い酸性だということです。2つ目は、よくかんで食べるとがん予防になることです。よくかむとがんを防ぐことができるなんて本当にすごいことなので、ぼくも病気にならないようによくかんで食べたいです。
  • 今回の講演会で勉強になったことが2つあります。1つ目は、体の臓器のことです。特に大事なのは小腸では、消化と吸収が行われます。また、肝臓も大事で、胆汁をいつも700ccぐらい出しています。胆汁が0にな人るとは死んでしまうことがわかりました。2つ目は、日常にできる病気の予防です。よくかんで、腹八分目、野菜を食べる、いい排便で病気にはなりにくいそうです。

参加された保護者の方の感想より

  • 田中先生のお話は、いつも聞きやすくて、子どもも大人も興味をもって聞けます。
  • 子どもが帰ってから、この講話の話で会話がはずみました。(中略)毎年、楽しみにしておりましたが、今年が最後だと思うととても残念に思います。ありがとうございました。
  • 知っているようで知らないことがわかり、とても勉強になりました。

おわりに
学校保健安全委員会は年2回開催しています。児童の保健や安全について、6年生児童にとって、お医者さまから体や心の健康について考えることができる大変貴重な機会になっています。これからも、多くの方にご参加いただきますようお願いします。

2013-07-09 20:27:11

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