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平成29年11月30日(木)に、本校体育館において学校保健委員会を開催しました。

平成29年11月30日(木)に、本校体育館において学校保健委員会を開催しました。

学校保健委員会 本校の学校医の田中明隆先生より、「体に必要なミネラルが健康な体をつくる」という内容のお話を聞きました。田中先生には毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。ミネラルと聞くと少し難しい気がしますが、ミネラルの働きやどうしたらミネラルを摂取できるのかといった内容を、すぐに実践できるように分かりやすく教えていただきました。

田中先生のお話「体に必要なミネラルが健康な体をつくる」

<栄養素について>
  •  三大栄養素(炭水化物・脂肪・タンパク質)は、生命維持のための栄養素であり、ビタミン・ミネラル・食物繊維・ポリフェノールなどの微量な栄養素は、体の調整をしてくれる、健康でいるための栄養素である。
  •  時代の変化で、食糧事情がよくなったことにより、現代の食生活は十分すぎるほど栄養摂取が可能になった。
    →生きるための栄養素は摂れているので、健康に生きるためには微量な栄養素を摂ることが大事になった。
<ミネラルとは>
  •  ミネラルとは、日本語で言うと無機質である(炭素、酸素、水素、窒素が含まれていないもの)。
  •  ミネラルは、ほとんどが金属であり、土、石、岩、水などの中に存在している。鉱物ともいう。
  •  ミネラルはビタミンに比べ、さらに微量な栄養素であるが、ビタミンとは違い、全ての臓器に含まれている物質であり、体を構成するための成分になる。
    例)人間の体の中に一番多く含まれているミネラルであるカルシウムは、歯や骨をつくる成分となる。
  •  ミネラルは有害と有益の2種類に分けることができる。有害なミネラルとは、水俣病やイタイイタイ病などの原因となる水銀やカドミウムなどのことで、有益なミネラルとは、体の調整をしてくれるミネラルのことである。
<有益なミネラルについて>
  •  有益なミネラルは分かっているだけで43種類ある。その中でも、カルシウム・マグネシウム・鉄・銅・マンガン・亜鉛の6つは、神経伝達物質をつくる大切なミネラルであり、これらは、頭の回転をよくする・体の成長を助ける・運動神経をよくする効果がある。これらのミネラルが不足すると、様々な神経伝達に影響を及ぼし、イライラやうつ病、元気が出ない、いじめにつながったり、肌荒れ、アトピー性皮膚炎などを起こす原因となったりする。
    それぞれのミネラル不足による症状
    例)カルシウム不足:骨粗鬆症 鉄分不足:貧血 亜鉛不足:味覚障害、口内炎、口臭
    →これらの症状を改善するために、ミネラルを治療薬として使用することもある。
  •  ミネラルは、不足するのはいけないが、多すぎるのもよくない。普通の食事を摂っていれば問題ないが、間違った方法でサプリメントの摂取などをしていると、過剰症になってしまうので注意する。
    →安易にサプリメントに頼ってはいけない。
  • 温泉は体にいいと言われているが、その理由は温泉にミネラルがたくさん含まれているからである。温泉の効能は、どのミネラルが多く含まれているのかで変わってくる。温泉に入ることで、皮膚からミネラルを吸収するとともに、蒸気によって口からもミネラルが吸収される。
<食品添加物について>
  •  科学の進歩によって、食品添加物が使用されるようになり、インスタント食品、加工食品、レトルトパック、コンビニ弁当、ファストフードが現代の食生活に増えてきた。食品添加物(特にリン酸塩)を使用すると、食品は腐りにくくなるが、本来食品に含まれているミネラルは半減してしまう。
  •  インスタント食品がおいしいのは、人工調味料の発達により、おいしく味付けできるようになったからである。しかし、人工調味料にミネラルは全く含まれていない。
    →インスタント食品やファストフードなどを食べ続けているとミネラルが減ってしまう。しかし、三大栄養素はしっかり入っているし、ミネラルも全く入っていないわけではない。また、早くて安くておいしいため便利。
    →時々食べるのはいいが、毎日食べ続けるのはよくない。食べ過ぎはやめる。
<ミネラルを適切に摂取する>
  •  ミネラルを適切に摂取する方法は非常に簡単で、毎日おうちの人が手間ひまかけて作ってくれる食事をしっかり食べていれば健康に必要なミネラルは十分に摂取できる。毎日の学校給食も、食品添加物は含まれていないのでよい。
    愛情たっぷりの食事=ミネラルたっぷりの食事 →毎日手間ひまかけて作ってもらえる食事に感謝して、おかず(肉、野菜、海草、大豆、きのこ、魚など)をバランスよく食べることが大切。1日で全部を食べる必要はない。バランスよく食べていると、過剰症になることは絶対ない。好き嫌いなく全部食べるようにする。
  •  ナッツ類(クルミ・落花生・アーモンドなど)、小魚(にぼし、片口いわし)をおやつとして摂取するのもひとつの方法である。
  • 無添加白だしを普段の食事に少し追加することもおすすめである。
<児童の感想より>
 今までミネラルという言葉を聞いたことがあったけど、どういうものなのかは知りませんでした。田中先生の話を聞いて、ミネラルは栄養素の中でも体の調整をしてくれるものだと知りました。これからは栄養素をバランスよく取っていきたいです。
 インスタント食品やファストフードなどを食べ過ぎてしまってミネラルが足りていないと思ったときに、ナッツや小魚などを食べるといいことを初めて知った。1日に1回くらいはミネラルを含む食べ物を食べようと思った。
 インスタント食品は、これからはたくさん食べないようにしようと思いました。お母さんの作ったご飯は、栄養バランスがとても整っていることを知り、お母さんのご飯のありがたみを知りました。
 いつも手づくりの料理を食べていればミネラルが補われるのだと聞き、そんなに簡単にできるのなら今後からは好き嫌いせずにおいしく食べようと思いました。
 お母さんが作ってくれたものや給食などは栄養がしっかりとれるものだと知ったので、これからはお母さんや給食を作ってくれた人に感謝して食べたいなと感じた。
参加された保護者の方の感想より
  •  食品添加物によりミネラルが減少してしまうことを初めて知りました。より普段の食事に注意しなくてはいけないと感じました。
  •  今までは口内炎ができた時、サプリメントを飲ませていました。しかし、日頃の食事などで十分にミネラルを補給できるんだと分かりました。
  •  食品添加物がよくないことは知っていましたが、ミネラル不足になるという観点からは考えたことがなかったため、とても勉強になりました。
  •  健康には食事が一番大切なんだと気付かされました。愛情たっぷりの食事=ミネラルたっぷりの食事と教えていただきましたので、頑張って食事を作っていきたいと思います。

2018-07-26 11:34:17

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