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よい睡眠が脳とからだをつくる

よい睡眠が脳とからだをつくる

学校保健委員会 平成30年11月29日(木)に、本校体育館において第2回学校保健委員会を開催しました。
学校医の田中明隆先生より、「よい睡眠が脳とからだをつくる」という演題でお話をしていただきました。田中先生には毎年、6年生向けに健康に関するお話をしていただいています。今回は、どうして睡眠が体に必要なのかを、脳との関係とともに分かりやすくお話をしていただきました。

田中先生のお話「よい睡眠が脳とからだをつくる」

学校保健委員会

睡眠が大切な理由

<脳を休める>
  •  体は安静にしているだけで休まるが、脳は眠らないと絶対に休まらない。脳が休まらないと人は死んでしまう。
  •  脳が休まると心の安定にもつながる。脳が休まらないと、やる気がなくなったり、イライラしたりしてしまい、いじめにつながってしまうこともある。
  •  脳が休まらないと肥満につながってしまう
<記憶を整理する>
  •  学習やトレーニングしたことを、寝ている間に脳に記憶し、整理する
  •  寝る前にテレビを見たりゲームをしたりすると、頭の中の情報がごちゃごちゃになってしまい、何を覚えたらよいのか脳が分からなくなるため、学習効果が上がらない。→勉強はすればするほどいい、という考えは間違い!どれだけ効率のよい勉強ができるかが大切。
  •  『勉強する→睡眠→起きて復習する』のが効率のよい方法のひとつ。
<成長ホルモンを分泌する>
  •  寝ている間に成長ホルモンが分泌される(運動したとき、空腹時にもたくさん出る)。
  •  『たくさん運動する→思いっきりお腹を空かせる→栄養のある食事をとる→しっかり睡眠する』のが成長ホルモンをたくさん分泌させるいい方法。
  •  成長ホルモンは大人にとっても大切なホルモン。成長ホルモンが低いと、肌がカサカサになったり、免疫力が落ちて病気になりやすくなってしまう。
  • 子どものうちに成長ホルモンを高くして、さらに大人になってからもできるだけ成長ホルモンを下げないように生活すると、寿命がかなり延びる

学校保健委員会

1日の睡眠のリズム

学校保健委員会

朝日を浴びると体内時計がリセットされ、1日がスタートする。
そこから14~16時間後(小学生は14時間)に眠気がくる。それを過ぎると眠くなくなってしまう。
<例>午前7時起床→午後9時頃眠気がやってくる→午後11時を過ぎると眠気がなくなる

<メラトニン(睡眠ホルモン)のはたらき>

学校保健委員会

  •  夕方から増え、夜になるとピークをむかえるホルモン。朝日を浴びると減少する。
  •  メラトニンが高ければ高いほどすぐに眠れて、ぐっすり眠れる。
  •  年齢とともに分泌量は減っていくが、子どもだけでなく大人にも、解毒作用、体をサビつかせると言われている活性酸素をやっつける効果、免疫力のアップ、ストレス減少などの効果がある。
<メラトニンを増やす方法>

学校保健委員会

① 朝、光をしっかり浴び、昼間も光を浴び続けること。
② タンパク質(肉・魚・大豆・牛乳など)をたくさん摂取すること。
③ ブルーライト(パソコン・スマホ・ゲーム・テレビなど)をさけること。
④ 体温を下げること。もし寝る前にお風呂に入るならば、38~40℃で少し長めに入るとよい。

<適切な睡眠とは>

学校保健委員会

  •  学校が始まる時間は決められているので、起きる時間は変えられない=何時に寝るのかが重要
  •  寝る時間と起きる時間を設定し、その時間に合わせてやらなければいけないことを済ませる。
  •  起こされた時に、スッキリ目覚められた時間が、自分に合った必要な睡眠時間。起こされた時、起きるのが辛い場合は脳が休み切れていない証拠。
<ショートスリーパー・ロングスリーパー>
  •  ほとんどの人は、子どもの時の睡眠習慣が大人になっても残るが、大人の中には、3時間睡眠で足りるショートスリーパーと呼ばれる人もいる(有名人:明石家さんま・エジソン・野口英世など)。逆に、10時間以上寝ないと睡眠が足りないロングスリーパーもいる(有名人:アインシュタインなど)
  •  成功しているスポーツ選手は、ロングスリーパーが多い。
<児童の感想より>
 ブルーライトというスマホやテレビに含まれているものを寝る前に控えれば睡眠の質があがる、ということが分かりました。早寝早起きをがんばってみようと思います。
 寝ている時に分泌される成長ホルモンを18歳までにたくさんあげた人のほうが長生きできるということを知り、今まで睡眠をあまりとっていなかった自分の生活を考えると恐ろしくなりました。これを機に、生活リズムを直していこうと思います。
 成績を伸ばすためには、ただたくさん勉強するのではなく、効率よく勉強し、睡眠をしっかりとることで記憶を整理することが大切だと知りました。
 睡眠は、体を休めたり、成長させたりするために必要だと思っていたけど、体だけでなく、心や脳をつくるために必要なんだと知りました。
 メラトニンは、眠たくすることのほかに、解毒作用やストレスを少なくする役割があることを初めて知りました。
参加した保護者の感想より
  •  睡眠の意義について分かりやすくお話していただき、とても有意義な講話でした。成長期の子どもが、よい睡眠をとり健康な体を保持していけるよう、寝る時間にはこれからも気を付けていきたいです。
  •  メラトニン(睡眠ホルモン)のお話をもっと聞きたかったです。自分自身すっきり起きられないので、子どもと一緒に良質な睡眠がとれるよう、過ごしてみようと思います。
  •  夜ねる時間を設定するより、朝すっきり目覚める時間で必要な睡眠時間を知るというところに納得しました。
  •  ついついいつも寝るのが遅くなってしまいます。家族で睡眠の大切さについて話をし、みんなでよい睡眠をとり、健康な生活ができるように考えてみたいと思いました。

2019-05-17 10:01:00

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